京都『旅館やまと』宿泊記ー蔵リノベ築100年のThe・京町家で情緒を味わう
今回は両親と姉と4人での家族旅行で、春爛漫の”京都”にやってきました。京都は桜の名所だらけという情報をCMで見たのがきっかけで、”そうだ 京都、行こう。”となりました!
「せっかく京都に行くのだから、いつも通りのホテルではなく”京気分”をダイレクトに感じられるような風情のある施設が良いな!」という思い付きで始まった宿探し。
お値段が高かったり、花見シーズンで満室だったり、予想以上に難航しました。そんな中で京都の旅の拠点として見つけたのがこちらの旅館。今回お世話になった「旅館やまと」です。
- お宿での実体験を書きました
- 築200年の蔵を改装した客室に泊まりました。時代劇に迷い込んだような抜群の雰囲気に大興奮!
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
京都の旅館やまとに到着〜チェックイン
京都と言えば、小中学校の修学旅行でおなじみの場所。でも、中3のころには風情を理解するゆとりもなく、「京都ってなんだかお寺ばっかりのちょっと地味な場所だなあ~😓」というイメージしか残りませんでした。
そんなイメージを払しょくするべく、今回は大人になってから初めての京都に挑みます。
そんなわけでお花見スポット巡りの家族旅行がスタート。地元でも桜の時期はほぼ毎日お花見巡りをする、お花見フリークの家族としては、大いに腕が鳴ります!
さて、今回の「やまと」さん。築100年の町家をリノベーションしてそのまま旅館として経営しているという、理想的なシチュエーションです。しかも、部屋のひとつは築200年の蔵を改装したものだそう。
「どんな宿なんだろう?早く実物を見てみたい!」という思いを胸にいよいよ到着!
雨が降りしきる中、煌々とライトに照らされた「やまと」とご対面です。うぐいす餅を思わせる淡〜いライトグリーンの外壁に、木のぬくもりあふれる格子が印象的です。
大きな暖簾のある玄関口をくぐると、これまたレトロなエントランス。”the 京町家👘”という雰囲気にすでに感動!
おかみさんが接客中だったので、さっそくレジ横の小さなお土産コーナーで物色スタート(笑)何やら美味しそうなちりめん山椒やお漬物のわきに、和スウィーツわらび餅を発見!
事前リサーチ済みだったお目当ての和風カフェがことごとく満席でハートブレイク💔中だったので、ここでまさかのリベンジチャンスです。
夕食前のおやつに、お茶を飲みつつまったりしようと購入しました。きな粉と抹茶味、どちらも美味しそうだったので、両方ゲット🙌。ここは「迷ったら両方だ」が旅のモットーです!
感じの良いおかみさんにいろいろ説明を受けながらチェックイン完了。京都の女性の方言は何度聞いても雅で愛らしいなあ~とほっこり。こういうのを”はんなり”っていうんでしょうかね。
蔵をリノベした客室は雰囲気抜群!
いよいよ楽しみにしていた蔵のお部屋へ。100年以上前に建てられたという歴史ある蔵で、1階と2階のメゾネットタイプです。
建物自体はもちろん年季が感じられますが、それはそれで味わい深い。時代劇に迷い込んだかのような普段と違うシチュエーションに、みんなで大興奮!
室内はリノベーション済なので清潔感がありますし、6人まで泊まれるということで、家族4人なら広すぎるほどです。1階外にはすぐ中庭があり、和テイストの植え込みや、苔むした岩が渋くて良い感じ!
荷ほどきが済んだところで、さきほど購入したわらび餅を食べようとすると、お茶ポットの隣に大好物の八つ橋を発見!
とろ~んとしたわらび餅に繊細なお抹茶の粉がからんで、なんとも美味しい💗やっぱり本場の和スウィーツは格別です。さっき食べれなかった八つ橋パフェのリベンジに、八つ橋もわらび餅も完食しちゃいました~(笑)
夕食のお料理は見た目も美しい京懐石
夕食は蔵のお部屋の向かいの、大広間で頂きます。落ち着いた雰囲気のお部屋と、にこやかな仲居さんのおかげで、お部屋食じゃないのに終始リラックスモード。
やまとの夕食は京野菜や湯葉・湯豆腐などを使った、見た目も美しい京懐石料理です。
八寸をはじめ焼き物や煮物、お吸い物から香の物に至るまで、ひとつひとつが丁寧な仕込みを感じられる味わい。朴葉味噌の豚角煮やえびの和え物、鱧の酢漬けなど美味しい食材を少しずつ頂けるのが、なんとも贅沢気分です。
パンフレットの写真では「量が少ないのかな~。次の日たくさん食べるからいいか」くらいで、正直あまり期待していなかったのですが、期待をはるかに超えるクオリティーの高さにびっくり😳!
そして、この日を境に湯葉やお豆腐の美味しさに開眼! 沖縄のジーマミー豆腐を彷彿とさせる濃厚な味わいはまるでスウィーツのよう。
初めて食べる生湯葉のお刺身と、湯葉を皮にしてひき肉(?)のおまんじゅうを包んだ含め煮も絶品そのもの!
修学旅行でがっかりした苦い思い出のある湯豆腐も、ぷるぷる食感とお出しの染みた優しすぎるテイストに癒されっぱなしです。湯葉やお豆腐に抱いていた「地味食材」というイメージが完全に覆りました。
清水寺の夜間特別拝観のあと、お風呂へ
予想をはるかに上回るレベルの高〜い夕食を堪能しきった後は、桜や紅葉などの時期限定の清水寺の夜間特別拝観にお出かけ。やまとからは清水寺が徒歩圏内なんです。
フロントでスタッフの方に清水寺への行き方を聞いてみると、ルートはもちろん見どころや写真スポットなど詳しく教えてくれました。温かい接客にここでもほっこり!
ライトアップが美しい清水寺の夜桜を見た後は、スタッフさんおすすめの丸山公園の枝垂れ桜にも立ち寄って、夜の花見散歩を満喫。雨が上がったばかりのぬれた夜道を、竹林や桜を眺めながらお散歩するのは何とも風情があって最高です。
4月とはいえ、夜はまだまだ冷え込む日が続きます。お散歩のあとは温かいお風呂♨️へ直行。
大浴場というよりは家族風呂という感じのサイズ感。こじんまりとしたお風呂でしたが、身体の芯まで温まってとっても心地良くなりました。
お散歩とお風呂の効果でその日はもちろん爆睡〜!
和定食スタイルの朝食〜チェックアウト
朝食は昨夜と同じく向かいの大広間が会場です。夜は暗くてよく分からなかったけど、蔵のお部屋からも見える中庭の目の前で、眺めも抜群!
朝食も私の大好きな和定食スタイルです。お盆の上にたくさん並んだ小皿にテンションが上がります。
写真を撮り忘れてしまいましたが、この日のメニューはメインの焼き鮭に昆布巻き、根菜の煮物など。生卵や海苔、漬物など白米が進むおばんざいがいっぱいで、もうどれから食べようか迷いっぱなしです。
びっくりするほど白米を食べてお櫃を空にしたところで、この2日間ですっかりファンになった「やまと」ともお別れ。チェックアウトの時には、昨日食べたばかりのわらび餅をお土産に購入!
スタッフさんが笑顔で見送って下さり、最後まで良い思い出ばかりの滞在となりました。
旅館やまとのブログ宿泊記まとめ
憧れの京町家の情緒を存分に味わえる「旅館やまと」。人間味のあるスタッフさんと、極上の京懐石料理を楽しめる魅力にあふれた宿です。
女性陣は1万円未満という格安のレディースプランでお得に泊まれたのに、まさかこんなに美味しく楽しい体験ができるなんて感激でした!
次に京都に行くときには、絶対にリピートしたいおすすめの素敵なお宿です。