粋な演出に感動…眺望抜群のお部屋からの絶景にやられた『松島佐勘 松庵』宿泊記

2021年4月10日宮城県

母のお誕生日祝いを兼ね、私達夫婦と母の3人で日本三景の1つである松島を訪れました。

宿は高齢の母がのんびり過ごせるよう、賑やかな観光スポットから少し離れた静かな岬の一軒宿「松庵」を選びました。

松島は大型のホテルや旅館が多い中、「松庵」は総部屋数僅か11室とちょっと贅沢な宿で、今回は母の為に奮発しました。

松島佐勘 松庵 潮風の心地よい宿へ

自家用車にて岬の奥の宿へ

宿に向けてカーナビの案内通り車を走らせましたが、徐々に細い道になってきて「合っている?大丈夫?」などと不安で話していると、やっと看板が見えて来てホッとしました。物凄く奥まった場所です。

駐車場に車を停めるとすぐに宿の方が出て来て下さり、どこかで見ていたの?というくらい対応がスピーディーで好感が持てました。

柔らかい潮の香り漂う素晴らしい庭園

【松島佐勘 松庵】庭園
【松島佐勘 松庵】庭園

車を降りると柔らかい潮の香りがします。すぐ近くを野鳥が飛んでいて、遠くの方から虫の声も。自然を肌で感じられる素敵な宿でした。

もうこの時点でここに決めて正解だったと確信。

【松島佐勘 松庵】庭園と外観
【松島佐勘 松庵】庭園と外観

荷物を持って頂き、素晴らしい庭園を通り宿の中へと案内されました。

高齢の母の歩調に合わせてゆっくりゆっくり歩いて下さり、こういった配慮は流石です。

中へ入ると今度は担当の仲居さんの案内で部屋へ移動しました。

松島佐勘 松庵の眺望抜群のお部屋

松島佐勘 松庵の粋な演出

仲居さんに促され、部屋の中へと入りましたが何だか少し薄暗い。

障子が閉まっているからかしら。その時ピンときました!

これは宿の演出で、障子を開けて目の前に広がる美しい風景に感動してもらうため!

「ふふふ・・・私は驚かないわよ~」と心の中で思いました。

素晴らしい宿からの絶景!

【松島佐勘 松庵】部屋から望む海
【松島佐勘 松庵】部屋から望む海

思ったのに、思っていたのに仲居さんが障子を開けた瞬間「わあ~」と声が漏れていました。

母も「あらあら~」。

そして無口な夫までもが「お~~!」。

貴方までやられたのね。

声が出るのは当たり前。何一つ遮るもののない圧巻の景色です。

【松島佐勘 松庵】テラスと椅子と海
【松島佐勘 松庵】テラスと椅子と海

目の前は青い海だけ。

母と窓辺に置いてある椅子に座って暫し景色を堪能しました。

点てて頂いたお抹茶とお干菓子

【松島佐勘 松庵】お抹茶とお干菓子
【松島佐勘 松庵】お抹茶とお干菓子

点てて頂いたお抹茶とお干菓子も、景色を眺めながら頂戴すると味も更に格別でした。

お部屋

【松島佐勘 松庵】客室の様子
【松島佐勘 松庵】客室の様子

想像以上に広い部屋でテンションが上がりました。

ベット付き寝室

【松島佐勘 松庵】寝間の様子
【松島佐勘 松庵】寝間の様子

部屋は足腰の弱ってきた母へ負担がかからないよう、ベッド付き2間の部屋を予約していました。

電動の簾

【松島佐勘 松庵】電動の簾
【松島佐勘 松庵】電動の簾

ロールカーテン風の粋な簾が何と電動なのです。

和風旅館なのにハイテク!和洋折衷で面白かったですね。

客室の檜風呂に本物を実感

【松島佐勘 松庵】手入れの行き届いたヒノキの客室風呂
【松島佐勘 松庵】手入れの行き届いたヒノキの客室風呂

部屋風呂は檜でした。

檜は水を少し張っていないと割れてしまうそうです。

これまでも檜風呂の宿に何度か宿泊していますが、水を張っていたのは「松庵」だけです。

これを見た時、手入れの良さと本物を感じました。

手入れが行き届いた居心地の良いお宿

この「松庵」は決して新しい宿ではありませんが、きちんと修繕され手入れが行き届いており古さを全く感じません。

母のような高齢になると、大浴場や館内施設などは余り利用せず、部屋でのんびり過ごすことが多くなります。

そのため、居心地の良い部屋は一番に重視するポイントです。

松島佐勘 松庵の季節の懐石料理

夕食はレストラン内の個室でした。

3人では贅沢すぎる広さです。

事前に母のお誕生日祝いと伝えていたため、特別にお料理に金粉を使って下さり、お箸のプレゼントまで頂きました。

ちょっとした心遣いが有り難かったです。

懐石コース

【松島佐勘 松庵】夕食の季節の懐石コース
【松島佐勘 松庵】夕食の季節の懐石コース

お料理は懐石コースで季節感たっぷり、見た目の美しさは勿論のこと、とてもお上品な味でした。お世辞抜きに美味しかったです。

お造り

【松島佐勘 松庵】夕食のお造り
【松島佐勘 松庵】夕食のお造り

海鮮が好きな母は、新鮮なお造りに「美味しい!」と感動。

焼き物

【松島佐勘 松庵】夕食の焼き物
【松島佐勘 松庵】夕食の焼き物

和風旅館だとお料理も和ものが中心になりがちですが、焼き物には仙台牛のステーキが出てきて洋食も楽しめました。

地酒

お酒は地酒の飲み比べをチョイス。

夫が欲張って飲み比べ5種を頼んだものだから、私までお手伝いして日本酒を飲むことに。

本当はお魚に合わせて白ワインを飲みたかったのになあ~。

お料理は一品一品のボリュームがあるので、最後のご飯はお腹がいっぱいで食べられませんでした。

郷土料理のサービスも

ご飯は宮城の郷土料理「はらこ飯」(鮭の炊き込みご飯にイクラがのっているもの)でしたが、食べられず残念に思っていたところ「おにぎりにしてお部屋にお持ちしますね」と担当の仲居さんが。

至れり尽くせりです。

でも不思議!デザートは別腹でした。

普段は小食の母が沢山食べてくれたのが何より嬉しかったですね。

松島佐勘 松庵の夕食後

たっぷり時間をかけた夕食後、部屋へ戻るとお布団が敷いてありました。

嬉しい心遣いに感激

ふとテーブルの上を見ると、母宛に小さなお花のアレンジが置いてあり「お誕生日おめでとうございます!」のメッセージカードが。

お食事の際もお心遣い頂いたのに、ここまでして下さるの~と感謝の気持ちでいっぱいになりました。

郷土料理「はらこ飯」

【松島佐勘 松庵】「はらこ飯」
【松島佐勘 松庵】「はらこ飯」

少しすると仲居さんが「はらこ飯」をおにぎりにしたものを持ってきて下さいました。

その時はお腹がいっぱいでも、夜は小腹が空くんですよね。

面白かったのが、ご飯の中にトウモロコシが混ぜ込んでありました。

食感が楽しくて「はらこ飯」とも非常にマッチしていて、これは自宅でも真似したいと思いました。

生ビールで心弾む夜

「松庵」はルームサービスで生ビールも注文することができます。

通常であればお部屋の冷蔵庫内の缶ビールを飲みますが、やっぱり生ビールをジョッキで頂くのは最高です。

しっかり夫は大ジョッキを注文していましたよ。

3人であれやこれやと話が弾み、夜が更けていきました。

松島佐勘 松庵の朝日と朝食

朝日で心地よく目覚める朝。絶景を望み体も心もリフレッシュ。

遠くから聞こえる鳥のさえずりで目が覚めました。

起きて隣の部屋に行ってみると、昨夜最初に潰れていた夫が早起きして朝日を撮影していました。

昨日は満潮でしたが、今朝は潮が引いていてまた違った景色へと海が一変しています。

静かな波の音に鳥の声・・・。自然のBGMに癒されます。

清々しい朝の空気に体も心もリフレッシュ。

朝食

【松島佐勘 松庵】朝食
【松島佐勘 松庵】朝食

朝食は昨日と同じレストラン内でしたが、景色がよく見える窓辺の椅子席に案内されました。

地場産品を意識された朝食は見るからに美味しそうです。

笹かまぼこ

【松島佐勘 松庵】朝食の笹かまぼこ
【松島佐勘 松庵】朝食の笹かまぼこ

ちょっと変わっていたのが、ミニサイズの卓上七輪で笹かまぼこなどを炙って頂くものでした。

その中にお米を原料にした小さな薄い板状のものがあって、炙ると膨らんで少し大きくなります。

パリパリしたお煎餅が出来上がりましたよ。

母は悪戦苦闘していましたが、こうした楽しい趣向も良いものですね。お子さんも喜びそう。

みんなで記念撮影

仲居さんが気を利かせて下さり3人の写真を撮ってくれました。

3人で撮った写真はこの1枚きりでしたので、貴重な思い出の写真になりました。

松島佐勘 松庵の滞在記まとめ

【松島佐勘 松庵】外観
【松島佐勘 松庵】外観

好印象のおもてなしと静けさを楽しむの贅沢

付かず離れずでありながら、おもてなしの心を随所に感じた宿でした。気取ったところがない気さくな仲居さんも好印象です。

ふと思ったのですが、部屋では車の音や人の声が一切しませんでした。本当に静かです。

何もせず、ただ自然にふれあい景色を楽しむ贅沢とでもいうのでしょうか。素敵な宿でした。

自然あふれる宿ならではの出来事

帰りに駐車場まで見送って頂いた際、我が家の車に鳥の糞が付いていました。

自然環境の中では仕方のないことですが、宿の方が「あ~申し訳ありません」と何度も何度も謝って下さり、逆にこちらの方が恐縮してしまいました。

運が付いたということで、我が家では今でも笑い話になっています。

心をリフレッシュしたい時に是非お勧めしたい宿ですね。