『ことひら温泉 御宿 敷島館』宿泊記ー琴平の古き良き趣と仕掛けに大満足
『敷島館』に宿泊するのは、二度目です。かつて国の登録有形文化財に指定されていた風情ある外観に惹かれ、このお宿を選んだのがはじめでした。
- お宿での実体験を書きました
- 再訪。この宿の雰囲気作りがここにもう一度泊まりたいと思わせてくれるのだろうと。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
外観に古き良き時代の面影を残す敷島館
主人も娘も今では「琴平での宿泊は『敷島館』が良い!」と言うので、再びこちらに泊まることにしました。
その昔の「こんぴら詣で」が偲ばれる外観です。駐車場は旅館の裏手にあります。
お菓子とコーヒーをいただいてゆったりチェックイン
この日は小雨まじりのお天気でしたが、お宿に到着した時には雨も上がりました。傘は持たずにお宿に入ると、玄関には傘の用意がされています。洋傘だけでなく和傘も用意されていて、旅館の趣と合っているのがなんだか嬉しくなりました。
きっと、こういう雰囲気作りがここにもう一度泊まりたいと思わせてくれるのだろうと納得です。
主人がチェック・インの手続きにフロントに向かいます。待っているあいだ、娘と二人でロビーでお菓子とコーヒーを頂きました。
前回は時間帯が合わずにロビーでのサービスが終わっていて少し残念でしたが、今回はお宿の心遣いの美味しいサービスを受けることが出来ました。
アメニティセットの竹籠がお部屋からの移動に便利
チェックインを済ませ、お部屋に向かいました。客室へ向かう通路の入り口横には、さまざまな柄の浴衣が置かれていて自由に選べます。
ですが、浴衣より動きやすい「作務衣」が客室に常備されているのが分かっているので、選ぶことなくお部屋へと急ぎました。
選んだ客室は前回と同じで、一室はシングルベットが2つ、もう一室にはダブルベットの居心地の良いお部屋。広いベッドを好む主人が今回もダブルベットを使うと言うので、娘と私はシングルベット2つのお部屋でリラックスです。
早速、お風呂を楽しむために作務衣に着替えました。
お宿の素敵はたくさんありますが、バスタオル・フェイスタオル・お足袋くつ下がセットされた「竹籠バッグ」はデザインも使い勝手も良いので、大浴場への移動する時に前回も今回も重宝しました。
予約なしで利用できる貸し切りのお風呂に大満足
お宿には大浴場と趣の違う4つの貸し切り風呂があります。
貸切風呂を使うときは事前予約が必要なことが一般的ですが、このお宿は電光板に「竹」「檜」「岩」「陶」とお風呂の名前が記され、使用中か否かが一目でわかりました。そして空いてさえいれば、予約無しで24時間いつでも入浴可能です。
お風呂上がりは、のどが渇いたので大浴場近くのサーバーの冷水を頂きました。時間帯によって、アイスクリームや乳酸飲料のサービスがあります。たまたま目にした山盛りのクラッシュアイスの中に埋もれたヤ○ルトが可愛かったです。(笑)
マッサージ機も2台あり、湯上がりのあとに全身気持ちよく揉みほぐされて体も心もまったりです。
敷島館の夕食のお料理、お夜食も
お風呂から上がると夕食の時間。お食事処へ行き、部屋番号と名前を告げると仲居さんが案内してくれました。
各々の席には、本日のお品書きがセットされていて、食事への期待感が高まります。
心づくしの本日のお品書き。
器の下の敷紙は歌舞伎の隈取。
会話も弾む、日本酒の飲み比べ。
お鍋はサシ入りの柔らか牛肉のしゃぶしゃぶ。
お料理はお運びの仲居さんがその都度説明してくれました。そして温かいものは温かく、冷たい物は冷たく運ばれて来ます。
凝った器に盛られたお料理は見た目も美しくお味も良いのです。お腹は苦しいのですが、締めまでしっかり美味しく頂きました。
運動がてら、お部屋に戻るのに階段を登っていくと踊り場に可愛いしつらえがありました。 さぬき手毬でしょうか?
そしてこのお宿には、お夜食のサービスがあります。主人と娘に誘われましたが、いつもの何倍もの量の夕食に大満足、お腹にはもう何も入りません。今回もお夜食はご辞退し、翌朝までぐっすりと眠りました。
朝風呂と朝ごはん
温泉宿の楽しみは、なんといっても朝風呂。大浴場に行くはずでしたが、貸切風呂が空いていたのでそちらを選びました。貸切風呂は今回でコンプリートです!
朝食もお食事処でいただきます。
お席に着くと直ぐにお重に入った小鉢が運ばれてきました。ご飯はお粥か白米かを選ぶと、温かい椀物と一緒に運んでくれます。
朝食のお品書きには、選べる小鉢やおかわりできる品が書かれていました。「小鉢を選べる楽しさ」をこのお宿の素敵の一つに加えたいと思います。
ことひら温泉 御宿 敷島館のブログ宿泊記まとめ
まだまだ書ききれないのですが、このように色々と楽しませてくれる仕掛け満載のお宿です。だから、また来たくなると思います。
何度も滞在したくなるおすすめのお宿です。みなさんもぜひ体験してみてください。
ということで、今回も大満足で敷島館を後にしました。
ことひら温泉 御宿 敷島館 について
金刀比羅宮の表山道に位置した、お宿です。参拝、観光する立地に抜群の敷島館。JR琴平駅から、徒歩約8分でアクセスできます。
敷島館では、独自のユニークなおもてなしがあります。お宿の入り口横には、足湯があります。足湯に浸かりながら参道が眺められる、風情あるスポットです。
お部屋には、琴平名物の「灸まん」が用意されています。香川の銘菓で老若男女問わず、美味しくいただけるお菓子です。
館内には、露天風呂のほか、貸切風呂が4つあります。参拝でたくさん階段を登っても、旅館でしっかり癒せますね。
湯上りには、アイスが準備されていますよ。
参拝などで、夕食が遅くなってしまう方へ嬉しいおもてなしがあります。おしのぎサービスでは、わらび餅や、おでんなどをいただけます。
お食事前、小腹が空いたときに助かりますね。夜食には、夜泣きそばも振る舞われますよ。