子どもを連れて旅館やホテルを遊びつくす!「滞在型」旅行のススメ

2021年4月9日宿を知る

小さな子供を連れて旅行に行く場合には、どうしても荷物が多くなりがちです。

そのため、あちこち観光地や宿泊地を周る「周遊旅行」よりも、静養や体験をメインにした「滞在型」の旅行がだんぜんおすすめです。

この記事を書いたのは

添乗員として旅行会社へ10年以上勤務。夫は温泉旅館を経営中。子育て中の母。豊富な経験をもとに、みなさんに役立つ記事を心がけています。

宿泊施設をうまく使いこなす

子連れには「滞在型」旅行がオススメ!

周遊旅行は宿から宿へ泊まり歩くため、その度ごとに荷物を出し入れする作業が発生します。

違う場所に大興奮の子供を落ち着かせ、移動の疲れが出るなかで沢山の荷物を出し入れするのは本当に疲れますよね。

じっくり腰を据えて滞在し、宿の体験型アクティビティをしっかり楽しんでみるのはいかがでしょうか。

滞在型のメリットは?

子供達がのびのびと遊びつつ大人も楽に旅行するには、「遊び」も「宿泊」も1か所で出来る滞在型の宿泊施設が理想的です。

そんな理想的な宿泊施設には部屋の中で着替えやトイレを済ませて外に出れば、すぐに遊べる環境が整っています。

子どもが遊びの疲れて眠くなってしまっても、部屋に戻ってすぐお昼寝させることができます。

そして、かさばる大きな荷物は部屋の中に常に置きっぱなしで良いのです。

「持ってくれば良かった」と親が旅行中に後悔しがちなものも、売店でだいたい用意されているので安心です。

そして何といっても、スタッフも子供連れに慣れているので、大人も子供もまわりを気にせずのびのびと遊ぶことができます。

子供連れにぴったりのアクティビティ

またそのような施設では、小さな子供連れの家族にピッタリな遊びやオプショナルツアー等をたくさん用意しています。

ここでは、ホテルや旅館ではどのようなアクティビティができるのかを紹介していきます。

海編

親子一緒に楽しい貝殻拾い

海の近くのリゾートホテルに宿泊すると、必ずと言っていいほどホテルの目の前にはプライベートビーチがついています。

目の前に広がるビーチを散策したり、波打ち際で遊んだり、そしてなんといっても海と言えば、海岸などに打ち上げられた漂着物を楽しむ「ビーチコーミング」!

小さな子供をつれてビーチに行ったときには必ず皆やりたくなります。

どんな小さな子供でも、必ず一度は夢中で貝殻拾いをするときがあるでしょう。

海の中で泳ぐのも楽しいけれど、水の中にずっと浸かっていると寒くなりますし、疲れてしまうもの。

貝殻拾いや砂遊びで、一度体を温めてからまた海に入るというのはいかがでしょうか?

また、貝殻の中には目に見えない微生物がたくさん付着してるので、放っておくと微生物が腐ってしまい悪臭を放つことがあります。

幼い我が子と海への旅行の思い出に、拾った貝殻をもって帰った場合には必ず一度、漂白剤で漂白してください。

漂白した貝殻は、黄ばみが取れてとても綺麗です。

素敵な瓶に入れられた貝殻は、幼い時の大切な思い出になるのではないでしょうか。

シュノーケル

4・5歳くらいになると、シュノーケルやゴーグルをつけて海の中を見て泳げる子もでてきます。

海の中で泳いでいる小さな魚を見たり、海の底にはサンゴやイソギンチャクなどの普段見たこともない世界が広がっていて、泳げる子供達は夢中になって泳ぎまわります。

ただし、小さな子供がシュノーケルを使用する場合には注意が必要です。

シュノーケルとはマスクと一体になっている筒の部分を「シュノーケル」と言います。このシュノーケルの筒の部分を海面に出して息を吸うことができます。

万が一水が入ってしまった時には、プシュッっと息を吐き出して水を出さなければなりません。

この「吐き出し」が出来ない場合には、マスクからシュノーケル部分を取り外して使用したほうが良いです。

水を吐き出せずに飲んでしまうと、おぼれてしまう危険があるのです。

リゾートホテルなどでシュノーケルを貸し出すときには、事前に使い方を教えてくれる場合が多いですが、大丈夫そうだと感じても様子を良く見ながら遊ばせることをお勧めします。

また、シュノーケルをうまく使いこなせる子にも注意が必要です。

夢中になってお魚を追いかけていると、海面に出ているお尻や背中が日焼けで真っ赤にやけどしてしまいます。

適度に休ませながら遊ばせてください。

グラスボート

泳げない場合でも、海の中をのぞくことは可能です。

リゾートホテルのビーチには、「グラスボート」というボートを置いているところもあります。

「グラスボート」は、ボートの底にはめ込んであるガラスを通して、船の上から海中を覗くことができるのです。

これならば、赤ちゃん連れの家族であっても海中散歩が楽しめます。

釣り体験

ホテルのアクティビティの中には、「海釣り体験」などを行っているところもあります。

船の上から釣竿を垂らして、生まれて初めての釣りを楽しむこともできます。

ヨットクルーズ

リゾートホテルの中には、ヨット(帆船)やボートを持っていることもあります。

陽が落ちる前や朝日が昇る時間に行われるクルージングのオプショナルツアーがあれば、大きな赤い太陽が水平線に沈む瞬間を船の上から楽しめます。

また、素敵なサンセットを見ながら船上で夕食を食べられる、「サンセットディナークルーズ」などを行っているところもありますが、小さな子供連れにはあまり向かないかもしれません。

海の目の前に宿泊したならば、ホテルの向きによって十分ビーチからでも朝陽や夕陽を楽しむことができます。

大きくて真っ赤な太陽は、幼い子供の心に焼き付いてしまうはずです。

山編

スキー

4歳くらいになれば、スキーの板を履いてスキーを滑れる子もでてきます。

こんな小さな我が子がスキーなんて滑れるの!?と心配になってしまうパパやママもいるでしょうが、大人が考えているよりも幼い子供は割と簡単に滑ってしまいます。

体がまだ柔らかい(そして頭の中も柔らかい)幼い子供は、大人のように手がかかりません。笑

ゲレンデ近くのホテルや旅館に宿泊した場合には、スキー用品のレンタルなどもしていますので、宿泊施設でレンタル可能かどうか確認することをお勧めします。

また、スキーシーズンに山のホテルや旅館に宿泊した場合には、スキーやスノーボードをしなくても「スキーウェア」を持参することをお勧めします。

見たこともないような、真っ白な雪景色を見た子供たちは雪遊びに夢中になります。

そのため、外でのウェアと長ぐつは必需品です。

そり遊び

スキー場のゲレンデには、そり遊び専用のゲレンデが大体あります。

リフト付きのところもあれば自力で登るところもありますが、幼い子供たちにとってそり遊びは楽しめる事間違いなしです。

そりは、スキー用品をレンタルする場所で借りれます。

または、プラスチック製のそりであればあまり高額ではないので、購入することも可能です。

そり遊びでの注意点は、「他のそりとの衝突」です。

特に大きな子供が乗っているそりは、重さがあるので速度が速いです。

そのため、周りに気を付けながら遊ばせることをお勧めします。

雪遊び

なかには、スキーやそり遊びなどのアクティビティが苦手な子もいるかもしれません。

それでもやはり、雪には触ってみたいものです。

他のスキーやそりなどに突っ込まれないように、なるべく安全な場所でパパやママと一緒に雪だるまを作ったり、かまくら作りにチャレンジしてみたはどうでしょうか。

雪山で遊ぶときには、どんな時も「スキーウェア・長ぐつ・水を通さないスキー用の手袋」が必要です。

事前に準備しておくとよいでしょう。

雪山で遊んだ後は、宿泊している旅館やホテルに帰って温泉に浸かるととても気持ちよく体が温まります。

冷え切った体には、温かい温泉が格別です。

ゲレンデから宿まで距離がある場合には、宿の送迎バスなどの有無を事前に確認しておくことをお勧めします。

ハイキング

夏でも、山には遊ぶ場所がたくさんあります。

冬の間はスキーゲレンデだった山は、夏になると登山する人達でにぎわう山になります。

まだ小さな子で山登りが無理であったとしても、山のふもとを散策したり、中腹までハイキングを楽しんだりすることもできます。

冬の間スキー場だった山にはロープウェイやリフトがついているので、山の中腹くらいまでは行けるはずです。

山の上からの景色を眺めながら散策してみるのもお勧めです。

普段歩いたことのない空気のおいしい山道を、汗をかきながら一緒に歩いてみるのも楽しいものです。

沢登り

宿によっては、夏の間に様々なアクティビティを用意しているところもあります。

近くに川が流れていれば「沢登り」などのオプショナルツアーが用意されているところもあります。

こういったオプショナルツアーに参加する場合は、外部からの専用ガイドさんが宿まで送迎を行い、現地まで連れて行ってくれます。

暑い夏に、冷たい川の中をざぶざぶと歩いたり、滑り台のように滑ったりするのは非常に気持ちが良いものです。

パパやママも童心に帰って楽しめます。

こういったオプショナルツアーがある場合は通常ですと、ウエットスーツ・ヘルメット・ライフジャケットのレンタル代がツアー料金に含まれています。

星空観賞やホタル観賞

ふだん都会に暮らしている子供たちにとって、満天の星空や、自然の中で蛍を見る機会はあまりありません。

山の中の宿に泊まったならば、ぜひ夜空を見上げてみてください。

都会では見られないようなチリのような星屑や、あちこちで流れる流れ星を見ることができるでしょう。

宿によって、この星空を見せるためにオプショナルツアーを行っているとこともあります。

ガイドさんが、暗くて星がたくさん見える場所まで案内してくれます。

幼い我が子は、初めて見る満天の星空に何を思うのでしょうか。

ホタルが観賞できるのは、蛍が光を放つ初夏のほんの少しのシーズンだけのものです。

もし、蛍を見に行きたい場合には、事前に確認しておくことが必要です。

虫取り

山の中にはたくさんの虫がいます。

特に男の子はカブトムシやクワガタなどが大好きなので、夢中で虫探しをします。

都会では高額で販売されているようなカブトムシが手の届くところにいる姿を是非みせてあげてはどうでしょうか。

樫の木や楢の木、クヌギの木の樹液に集まる虫たちを捕まえに行くツアーなども開催されているところもあります。

乗馬

非常にレアですが、「乗馬ツアー」を行っているリゾートホテルもあります。

山の中を馬の背に揺られながら散策するのはとても気持ちの良いものです。

小さな子供はパパやママと2人で馬に乗ったり、小さなポニーに乗り引き馬をしてもらえるコースもありますので、家族でチャレンジしてみることもお勧めします。

服装は、普通の服でも可能ですが、ズボンは必ず長ズボンでなければなりません。

テーマパーク&都会のホテル編

入場割引きやキャラクタールーム宿泊などができるかも!?

テーマパーク周辺ホテルに宿泊した場合、ホテルフロントで入場料の割引券がもらえるところが多いです。

チェックインするときに、フロントで確認してみてください。

また、ディズニーランドやユニバーサルスタジオの周辺では、「キャラクタールーム」といって、ストーリーや映画のキャラクターに合わせた客室に泊まれるホテルもあります。

予約の時に確認することをお勧めします。

雨の日でも楽めるワークショップ

そのほかのホテルや旅館には、子供達が喜びそうなワークショップ等を用意しているところもあります。

たとえば天候が悪く外で遊ぶことが出来ないときにも、宿泊施設の中に子どもが遊べる場所があるのか確認しておくと良いです。

よくあるワークショップでは、既にできた陶器のお皿やお茶碗に絵を描いたり、ステンドグラスを作ったり、木工細工ができるところもあります。

いずれにしても、幼い子供でも簡単にできるよう工夫されていますので安心して利用できます。

宿泊施設のプールを楽しもう

また、子供が多く宿泊する旅館やホテルには、プールの設備があるところもあります。

子供たちはプールが大好きです。設備がある場合にはぜひ、水着などお忘れなくご用意ください。

まとめ

すこし大きくなって、もう赤ちゃんではない子供達をどうやって楽しませるか、親としては悩むところです。

初めて見る海や山に目を丸くしている子供達の顔を見るのは、親の喜びでもあります。

そして、日常生活ではできない体験を旅先で家族そろって体験してみることは、まだ小さな子供達にとってかけがえのない思い出になるのではないでしょうか。

子供達が親と旅行に行ってくれるのも幼いときだけです。そしてどんどん成長していきます。

子供達が幼い頃にしかできない体験を、どうぞ思う存分楽しんでください。