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日本一の湯を体験できる湯治部に古き良き歴史を感じた『鉛温泉 藤三旅館』宿泊記

2021年9月14日岩手県

到着~チェックイン

私と恋人の趣味は、温泉めぐり。

「人里離れた場所でゆっくりしたい」という思いから、今年のクリスマスは温泉で過ごすことにしました。

お宿は、岩手県花巻市の「鉛温泉 藤三旅館」に決めました。

このお宿には様々なプランがあります。

今回は古き良きものを存分に味わうため、昔ながらの「湯治」を楽しめる湯治部を選びました。

鉛温泉藤三旅館 外観
鉛温泉藤三旅館 外観

館内に入ると、従業員の方がとても丁寧にお風呂の説明をしてくださいました。

お湯に浸かる瞬間を待ち遠しく感じます。

鉛温泉 藤三旅館のお部屋

すぐに夕食がお部屋に運ばれるとのことだったので、まずはお部屋へ。

扉を開け部屋を一望すると、胸の高鳴りが止まりません。

鉛温泉藤三旅館 湯治部 客室
鉛温泉藤三旅館 湯治部 客室

お部屋の隅々から、歴史を感じるたたずまい。畳はへこみ、押入れの扉は曲がっています。

ご理解していただけるでしょうか。この「古さ」が、とても良いのです。

キレイなお部屋で過ごす時間ももちろん素敵ですが、歴史が染み込んだお部屋に懐かしさを感じながら団らんするひとときも、至福です。

こたつも用意されており、身体の芯まで冷えるこの時期にはとても嬉しく感じました。

夕食のお料理に満足!

ネットの口コミに「湯治部での宿泊は格安な代わりに、ご飯は定食程度の内容である。」との記載があったため、大きな期待は寄せていませんでしたが……。

鉛温泉藤三旅館 湯治部 夕食
鉛温泉藤三旅館 湯治部 夕食

良い意味で期待を裏切られました。

量も、味も、品数も、何の文句もありません。

モズクと白子の汁物やお刺身などお酒が進むものばかりで、とても美味しくいただきました。

クリスマスに宿泊したためか、チキンが用意されていました。粋な計らいです。

湯治部で「日本一」の天然温泉に

お腹がいっぱいになり、しばしの休憩を挟んでから一番楽しみにしていた温泉へ。

こちらの温泉は”日本一深い自噴天然岩風呂”である「白猿の湯」が名物で、温泉好きな身としてはずっと気になっていました。

扉を開けると、下り階段の先にお風呂は待ち構えていました。

脱衣を済ませ、いざ入浴。

おお、確かに日本一だけあって底が深い!

色は無色透明。匂いもそこまで強くはないにも関わらず、はっきりと個性を感じる泉質でした。

加熱・加水・循環されていないだけあり、身体を内からしっかりと温めてくれる洗練されたお湯です。

だんだんと火照っていく意識の中でぼんやりと吹き抜けを眺めていると、雄大な気分になりました。

立って入ることが名物の「白猿の湯」。実は小さな段差に腰かけて入ることもでき、くすりと笑ってしまいました。

お部屋でリラックスしてまたお風呂に

お部屋に戻り、ビールをもう一缶あけ、ささやかに乾杯。

鉛温泉藤三旅館 湯治部 客室
鉛温泉藤三旅館 湯治部 客室

あたたかい照明と古き良き空間は、とてもリラックスできます。

「白猿の湯」のほかにお風呂は3種類あります。部屋でくつろいではお風呂に浸かることを繰り返し、すべての入れるお湯を堪能しました。

「白猿の湯」は素朴な伝統を重視したお風呂場であるのに対して、他のお風呂場はアメニティーも充実しており、入りやすい印象を受けます。

身体の芯までじっくりとあたたまることができ、ぐっすりと眠りにつくことが出来ました。

お部屋食で健康的な朝食

早起きして、ひとっ風呂浴びたあとに朝食が運ばれてきました。

お部屋食は他の人に気兼ねなく食事に専念できるため、ありがたいです。

鉛温泉藤三旅館 湯治部 朝食
鉛温泉藤三旅館 湯治部 朝食

健康的な朝ごはんといった内容。

バランスも良く、食べていると身体が元気になっていくのを感じました。

鉛温泉 藤三旅館の滞在記ブログまとめ

「鉛温泉 藤三旅館」は古いものと新しいもの、それぞれの良さが統合された、歴史もありつつ快適な素晴らしいお宿でした。

他にもお客さんはいましたが、一晩中静かに過ごすことができ、たっぷり静養することができました。

日本人は昔から温泉とともにあり、その根強い文化として「湯治」はあります。

お湯と建物の歴史にじっくりと向き合えるこの時間は、せわしない毎日の中で大切にしたい瞬間です。

花巻市には素晴らしい温泉宿がたくさん存在しますが、「鉛温泉 藤三旅館」で宿泊されることを、ぜひおすすめいたします。