『玉造温泉 白石家』宿泊記ーさすがは老舗のおもてなしと遊び心が最高
家族旅行で島根県松江市にある玉造温泉の『白石家』さんに宿泊しました。
白石家の新年らしいおもてなし
まがたまの里伝承館など近隣の観光を楽しんだあと、自家用車にて白石家さんへ到着しました。正面玄関に車を横付けし、キーをスタッフの方に預けて車はお任せ。自分たちは宿へ入ります。
すると、新年らしい楽しいサプライズが待っていました。
「あけましておめでとうございます」という明るい声とともに、エントランスにて大黒様と恵比寿様がお出迎えをしてくれました。来館の記念に写真をパシャリ♪
福を授かるという五円玉のはいった、ポチ袋までプレゼントしてくれました! まだロビーにも入らないうちに、この歓迎ムード。宿泊がより一層楽しみになりました。
ロビーへ入ると中は広々しています。中央付近には正月らしい華やかなフラワーアレンジメントがありました。
ロビーに並べられたソファーテーブルにてチェックイン手続きを済ませます。ウエルカムドリンクも数種類選ぶことができました。
手続きが終わると「浴衣をお選びください」とロビーの一角にある浴衣コーナーへと案内されました。
あまりの種類の多さに大興奮! 浴衣や帯・羽織の他にも『湯上がり足袋』や女性に嬉しい浴衣と共布の『シュシュ』・『バッグ』もありました。
あれこれ選ぶのがとても楽しかったです。
こちらは男性用浴衣です。このほか子供用浴衣も数種類用意されています。
またロビーのラウンジではドリンクが自由にいただけます。浴衣を先に選び終わった夫はコーヒーを飲んでゆったり待っていてくれたので、焦らずじっくり浴衣を選ぶことができました。
白石家のお部屋
選んだ浴衣を持って、お部屋専属の(チェックアウトまでずっと専属でついてくれる!)仲居さんとお部屋へ向かいます。
道中、屋内を流れる水路や足つぼサービス・売店などに目を奪われながら、あっという間にお部屋に到着しました。
お部屋に一歩入ると、広々とした玄関が目に入ります。
そして玄関を上がってすぐのところには、シンクがありました!そのすぐ下にある冷蔵庫にはキンキンに冷えたお水とグラスが用意されていて、いたれりつくせりです。
広々としたお部屋に案内されました。さりげない生花のおもてなしが嬉しいですね。
仲居さんが「お茶を飲みながらお聞きください」と淹れてくださったお茶を飲みながら、施設案内などの説明を受けます。
「夜にはじょうすくい踊りや津軽三味線などを楽しめる『縁結びショー』もございます」と聞き、食後の楽しみが増えました。
説明が終わったあとは、お部屋を探索♪
客室の奥にはイスとーテーブルが用意されています。マッサージ機も置かれていて、旅の疲れにもピッタリでした!
そのとなりには、間仕切りできる支度部屋があります。ステキ空間で女性には嬉しい場所。着替える際はこちらのお部屋を使用しました。
お部屋の洗面台とアメニティ
冷蔵庫のあるシンク横の奥には洗面台がありました。
そして振り返ると、またもや洗面台が! 洗面台が一部屋に二面もあるのは、初めてだったので驚きました。でも案外、洗面台は混みやすく散らかりやすいので2つあるぶん快適に使えました!
ティッシュボックスとダストボックスが埋め込み式になっているのも使いやすく見た目もスッキリ♪
写真はありませんが、お部屋にはお風呂とトイレもついており、すみずみまで清潔に保たれています。アメニティも充実していました。
白石家の温泉と露天風呂
お風呂の時間になったので、浴衣に着替えて大浴場へ。 大浴場は入れ替わり制で、総檜風呂の「織姫」と黒御影石風呂の「彦星」と2種類あります。
今回は「織姫」に入りました。暖簾をくぐると広々した脱衣所があります。またアメニティもひと通り揃っていて助かりました。
大浴場に入ると全てヒノキでできた巨大な浴槽があります。肌当たりが柔らかく暖かで木のぬくもりを感じました。お湯は無色透明。さすが日本三美人の湯だけあって、あっという間に肌がつるつるになりました。
奥には岩でできた露天風呂があります。内風呂より深め。積もった雪を眺めつつ岩に腰を掛けてお湯に浸かりました。
白石家の夕食のお料理を堪能
お湯でさっぱりしたあとは、楽しみだった夕食の時間。エレベーターで食事会場がいくつも集まったフロアへ到着し、美しい調度品が並ぶ廊下を通り夕食会場へ向かいました。
会場へ着くと、先程と同じお部屋専属の仲居さんがテーブルへ案内してくれます。この頃にはだいぶ打ち解けてきて仲居さんとの会話も弾みます。
お品書きです。
食前酒でひとまず乾杯♪
さっそく前菜が運ばれてきました。それぞれ丁寧な味付けです。あん肝豆腐が絶品です!
カニ!!身がぎっしり詰まっていて美味しいので無言で食べ進めてしまいます。
出雲蕎麦です。香り高くてさっぱりしたお味でした。子どもが大ハマリでした♪
黒毛和牛です。お野菜の味もしみて繊細なお味。少しづつ味わいながら戴きました。
最後はプリン!美味しいネッカエッグの特製プリンです。
お品書きをみたときは「えがおプリン?」と不思議に思っていましたが、見て納得。カワイイ手書きのスマイルマークにこちらまで笑顔になりました!
写真を撮り忘れましたが、利き酒セットで島根の地酒を堪能。それについてきたおそばのチップス?のようなものが非常〜に美味しかったです。それだけ追加で食べたかった…。
とにかく全体的に満足度の高い夕食でした。
出雲伝統芸能の縁結びライブショー
人もまばらになった夕食会場で食後まったりしていると、どこからかお囃子がきこえてきました。「縁結びライブショーだ!」と家族で顔を見合わせ、急いでロービーにあるショーの会場へ急ぎます。
ロビーはすでに宿泊客でいっぱいでした。いくつも並ぶソファーもほぼ満員で立ち見かと思われましたが、なんとか席を見つけて着席。
会場は薄暗くなりステージが照らされると、賑やかな伝統芸能のショーが始まりました。
冒頭『この大変な状況の中で開催が危ぶまれたこともありました。皆さまとこうして新年のお祝いができることを身にしみてありがたく思います。』とあいさつがありました。
どじょうすくいで有名な「安来節」をメインにしたステージです。振るとジャラジャラと音がなる彩り鮮やかな筒を自在にあやつる『銭太鼓』やロックのような『津軽三味線』にも拍手喝采でした。
なかでも一番の盛り上がりは『どじょうすくい』のレクチャー。その場で踊りを教わります。「ドジョウを逃さないように!しっかりビクに入れて、はいニッコリ!」お子様からご年配まで楽しめる時間でした。
朝食バイキング…の前に朝風呂のお楽しみ
翌朝6時。家族の誰よりも早起きし、朝風呂へ行きました。
昨夜と大浴場が入れ替わり今度は「彦星」に入浴。御影石でできた広い浴場にゆったりと浸かります。早朝のため人もまばらで、ゆったりと入れました。
こちらの浴場には「サウナ」もありました。サウナに使ってから汗を流し温泉に入るのを繰り返し朝から爽快な気分♪岩の露天風呂もあります。朝の穏やかな陽を浴びてココロも体もさっぱりしました。
お風呂から上がったあとは、服に着替えて朝食の時間。昨夜と同じ会場へ向かいます。
朝陽の入る窓際へ案内されました。昨夜は気づきませんでしたが、素晴らしい日本庭園が拝めます。雪化粧も素敵ですね。
朝食はビュッフェ形式。スタンダードな朝食の他に正月なのでおせちもありました。飯のお供だけでも多数あるのに、焼き立てパンの種類も豊富で目移りしてしまいます。
そしてドリンク・デザートも豊富!様々な果物・野菜のしぼりたてジュースやプチケーキなど朝から心躍りました。
朝食の後は、チェックアウト時間ギリギリまでお部屋でゆったりと過ごしました。
白石家のブログ宿泊記まとめ
その後チェックアウトを済ませ、エントランス前まで運ばれた車に乗り込むと、ダッシュボードにお部屋専属の中居さんからのメッセージカードが置いてありました!
後ろを振り向くと白石家さんの方々が手を振りお見送りをしてくれています。最後の最後までおもてなしの心を感じて、心温まる嬉しい気持ちで宿をあとにしました。
到着から熱いお迎えムードで一気にココロが掴まれ、最後まで手抜きのないサービスに感服。至る所に飾られた生花も美しく、お宿で過ごす間も溢れんばかりのおもてなしの心が感じられました。
温泉だけではない魅力が素晴らしいお宿でした。泊まって間違いはないと思います。