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『仙石原 品の木 一の湯』宿泊記ー石造りの客室露天風呂で熱燗を湯煙のなかで呑む最高の贅沢
以前に両親と姉におすすめして好評だった仙石原品の木一の湯にやってきました。憧れの客室露天付きの箱根の宿なのに、リーズナブルに泊まれるということで、今回こちらの宿をチョイスしました。
「久しぶりに夫と二人のんびり過ごせたらいいな」と期待が高まります。
- お宿での実体験を書きました
- 美味しいお食事に気分も高揚! 普段の何倍も何十倍も優しい気持ちになりました。笑顔の絶えない幸せな時間でした。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
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美しい緑に囲まれた日本家屋風のお宿
まだ9月ながら箱根の空気は涼しく、避暑地にきたみたい。
![【仙石原 品の木 一の湯】外観](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/8390787F-D021-4DF2-984C-CC41CC9A1FFA-710x532.jpeg)
いよいよお宿に到着です!美しい緑に囲まれた白い壁、黒い屋根瓦の日本家屋風の建物、日常の喧騒を離れて旅にきたという実感がふつふつと湧いてきました。
チェックインカウンターは外国人の団体客がいてとても忙しそう。スタッフの方は外国語で丁寧に一生懸命応対していらっしゃいます。
お土産コーナーでまったりと待つことにしました。一の湯オリジナルの美味しそうな商品や日本の工芸品などが置かれていて、なかなか面白かった!
チェックインの手続きは、お風呂の使い方や食事の時間など、笑顔でとても丁寧に説明してくれました。いつも緊張してしまいがちなチェックインも、こちらのスタッフさんの自然体の接客にほっとします。
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和のテイストな部屋と客室露天風呂
![【仙石原 品の木 一の湯】外廊下](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/E0C56298-215F-42B3-B1BB-949D305808D3-e1613606380907-710x557.jpeg)
二階建てのお宿の外観はまるで小じゃれたアパートのよう。外廊下を歩いて行くと、一部屋ごとにドアがあり、知り合いの家にお呼ばれしたかのような不思議な感覚でした。
![【仙石原 品の木 一の湯】部屋内にあるシンク](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/1128636C-F397-4099-BEB9-DEE4B1027AE6-e1613606353248-710x670.jpeg)
鍵を開けて入ってみると、和のテイストあふれるお部屋が広がります。 玄関すぐの洗面所とお手洗いは、木の温もりがありシンクも和風でこだわりを感じます。
お部屋
![【仙石原 品の木 一の湯】部屋の様子](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/188B57E0-962B-4094-86EE-4F57316388BF-e1613606331480-710x564.jpeg)
旅サイトの写真で見ていたよりもずっと広々としているお部屋で、とても落ち着きます。
一段高くなっているツインのベッドや掘りごたつなどのアイテムにいちいち興奮!ライトが優しいオレンジ色なのも癒されるポイントです。
客室露天風呂
![【仙石原 品の木 一の湯】客室露天風呂の様子](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/F9FCAE3F-16AA-4F7B-8049-291A6C2702A5-710x532.jpeg)
お部屋の奥には憧れ続けた客室露天風呂が! 夕食前の明るいうちにまず足湯を楽しみました。
たっぷりのお湯には湯の花が浮かび、温泉ならではの香りがお部屋を満たします。
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仙石原 品の木 一の湯の創作料理
非日常感を盛り上げる浴衣に着替え、夕食へ向かいます。アジア系の外国人ゲストが多いからか、ダイニングには若い外国人のスタッフさんの姿がちらほら。
担当してくれたのは、笑顔が可愛い南アジア系の女性スタッフ。流暢な日本語で一生懸命にメニューを説明してくれるのが、なんとも微笑ましかったです。
お隣の年配のご夫婦との距離が近く少し気恥ずかしいけど、食事が運ばれてくるとそんなことも忘れ、夢中でいただきました。
![【仙石原 品の木 一の湯】夕食の創作料理](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/67FC8112-F183-4E06-AF86-ADD92DCEC858-710x533.jpeg)
夕食の創作料理は、一気に出てくるのではなく1、2品ずつスタッフさんが運んできてくれます。料理が冷めることなく、美味しい状態で出てくるので心遣いを感じました。
じゅんさいのジュレや小鉢三種盛り、お刺身三種盛りなど、珍しい食材を堪能できました。
![【仙石原 品の木 一の湯】夕食の鱧の天ぷら](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/A45384AE-FF5E-45E2-AA4D-F00311B2D6F4-e1613607183797-710x563.jpeg)
特に美味しかったメニューは、鱧の天ぷらや田楽味噌グラタンなど熱々のおかずたち。
![【仙石原 品の木 一の湯】夕食の箱根山麓豚のしゃぶしゃぶ鍋](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/96AD2D77-55A9-4F02-8269-1D8B341F9A32-e1613606300999-710x648.jpeg)
メイン料理は一の湯名物である、箱根山麓豚のしゃぶしゃぶ鍋。旨味たっぷりの優しい味わいのだし汁が、胃に染み渡ります。 最後は卵とご飯を入れて雑炊にし、最後の一滴まで飲み干しました。
普通の人の2倍は食べる「痩せの大食い」の夫も、最後のデザートのあと何も食べられないほどお腹いっぱいになり、大満足していました。今回はオプションの金目鯛の煮付けは付けなかったけど、二人では食べきれないところだったので、正解だったようです。
美味しいお食事に気分も高揚し、普段の何倍も何十倍も優しい気持ちになりました。「 美味しいね」「ありがとう」とお互いに繰り返す笑顔の絶えない幸せな時間を過ごすことができました。
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石造りの客室露天風呂で夢の光景を実現
![【仙石原 品の木 一の湯】客室露天風呂の様子](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/F9FCAE3F-16AA-4F7B-8049-291A6C2702A5-710x532.jpeg)
夕食後は、待ちに待った温泉の時間です。石造りの露天はワイルドで趣たっぷり。外は半分だけ見える様になっています。
すぐそばの林から聞こえる秋の虫の鳴き声や綺麗な星が、都会の喧騒を離れて箱根の山奥にきたことを思い出させてくれます。
”好きな時に好きなだけ”客室露天で過ごす最高の時間
どうしても今回、露天風呂付きの客室に泊まりたかったのには訳があります。
日ごろ温泉旅館に行っても、先に出て一人で待つ夫のことが気になり心ゆくまで大浴場で過ごせません。「温泉は最良の美容液」という信仰心がある私からすれば、本当は1秒でも長くお肌を温泉に浸していたいというもの。
今回は部屋から窓一枚のところに温泉があります。好きな時に好きなだけ温泉に浸かることができたのは最高の経験でした。顔まで浸かって全身ツルツルすべすべの美肌になり、120パーセント温泉を満喫できました!
湯煙の中でいただく最高の贅沢
客室露天でしてみたかったことが、実はもう1つあります。それは旅番組でおなじみの、温泉に徳利とお猪口の入った桶を浮かべて日本酒を舌で転がす光景の実現。
このために購入しておいた、ちょっと良い日本酒でさっそく試してみました。🍶
![【仙石原 品の木 一の湯】客室露天風呂と日本酒](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/CB4CC394-D0D9-4615-A480-15159C545F48-710x533.jpeg)
半身浴をしながら、温泉の熱で自然と温まったぬるめの熱燗を湯煙のなかで呑む最高の贅沢! 日本酒と温泉で温まった身体に9月の夜風が気持ちがよく、至福のときを過ごすことができました。
お風呂でお酒を楽しむときの経験上の注意
注意したいのは、お風呂でのお酒は酔いが回りやすいこと。以前日帰り温泉で熱中症ぎみになり、脱衣所で全裸で 「反省なら猿でもできる」のポーズで30分固まっていた苦い思い出があります。
今回は同じ轍は踏むまいと思っていたのですが案の定、無料で貸し出ししてくれる将棋をしていたら無性に眠気が襲ってきました。あまりの心地よさにそのまま朝まで爆睡してしまいました。
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柔らかい木漏れ日の中のお散歩
次の日目覚めるとまだ朝6時。普段は8:30頃ようやくごそごそ起きだすのに、やはり質の高い睡眠と温泉の効果でしょうか。
早く起きたので、朝の散策に繰り出します。柔らかい木漏れ日の中、新鮮な空気とマイナスイオンを全身に浴びながら施設の周りを散歩しました。
一の湯の別館
昨日から気になっていた隣の建物に立ち寄ると、新しく建ったという一の湯の別館です。レトロでおしゃれな造りで「次回の旅はこちらも良いね」と盛り上がりました。
一の湯前で記念写真を撮った後は朝風呂も浴びて、久しぶりに気持ちの良い目覚めを経験しました。
こだわりを感じる朝食にテンションUP
普段の朝はヨーグルトのみの私たちですが、色々なおかずが並ぶ旅館の朝の定食はワクワクして、いつも残さず食べてしまいます。
こちらの旅館は朝食もボリュームがあってとても美味しいと聞いていたので、お昼は鎧塚ファームで軽くパンとケーキをつまむ予定にしました。
![【仙石原 品の木 一の湯】朝ごはん](https://yadolog.jp/wp-content/uploads/2021/02/8EB693D3-750A-449E-A826-E2179DED6728-710x532.jpeg)
和食膳は、焼きたての干物、一の湯名物のクリーミーなお豆腐、小鉢三点盛り、食べる野菜スープとして人気の小鍋仕立ての汁物など、たくさんの種類があり否応無くテンションが上がります。
スープはしゃぶしゃぶのお肉が使われた豚汁のこともあるようですが、この日はほっこり美味しいつくね汁でした。温玉や海苔、納豆 など定番のおかずはもちろん、丁寧に作られた小鉢三点盛りが実に美味しく、ご飯に合うおかずだらけで困ってしまうほど。
ご飯はおかわり自由で、炊きたてをたっぷりと持ってきてくれます。おかずと一緒に食べるのはもちろん、最後は小鍋にも投入し、雑炊風にして完食しました。食後にオリジナルコーヒーもいただけて、満足度の高い朝ごはんでした。
旅ならではの素敵なふれあい
そして、最後に嬉しい出会いがありました。昨夜からお隣で食事をしていたご夫婦ですが、去り際に奥様の方が声をかけてくれました。
「あなたたちお二人が、昨日も今日もお互いに『ありがとう』『ありがとう』って何度も言って気遣い合っているのを見て、私は深く感じ入りました。」と一言。
こちらがお礼を言ういとまもなく、さっと立ち去って行かれたけれど、そんな風に見てくれていたというのが心に刺さってなんとも幸せな気持ちにさせられました。
旅の特別なテンションだからこそ、いつも以上に気遣いあい感謝しあうことができたけれど、普段から素直にそうできたらいいな。知らない人にあんな素敵な言葉をかけられるご夫婦に、いつか自分たちもなれたら良いな。
そう思わせる素敵な旅の一コマになりました。
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後ろ髪を引かれつつチェックアウト
「ごちそうさまでした」に、大きな声で答えて笑顔で送り出してくれるスタッフの皆さんに見送られつつ、ダイニングを後にします。
チェックアウトでは、このあと行く予定の箱根の森美術館のサービス券をもらい、丁寧に案内もしていただきました。箱根各所にある一の湯グループの無料の湯めぐりも教えていただいたので、次回はぜひ立ち寄ってみたいです。
後ろ髪を引かれつつ、楽しい1泊2日を過ごさせてもらった一の湯を後にしました。
仙石原 品の木 一の湯のブログ宿泊記まとめ
スタイリッシュなホテルも良いけれど、今回は温泉や和食を心ゆくまで楽しめる旅館ならではの味わいを、しみじみと感じることができる旅でした。
お食事も全てが美味しくて、お腹も心もこれ以上ないほど満たされました。特に客室露天は温泉好きにはたまらない魅力で、その素晴らしさのトリコになりそうです。
こんなに夢が詰まったプランなのに、とてもリーズナブルな価格で泊まれたのも嬉しい限りです。夫婦での良い思い出をまた1つ増やすことができました。
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仙石原 品の木一の湯 について
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SNS口コミから抜粋
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