『ONSEN RYOKAN 由縁新宿』宿泊記ー秘密にしておきたいほど魅力的な都会のオアシス
- お宿での実体験を書きました
- 秘密にしておきたいほど魅力的な都会のオアシス。思った以上に素敵で思い出に残る、超穴場の温泉旅館です。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
大都会の真ん中に新しいスタイルのONSEN RYOKAN 由縁新宿
2019年5月にオープンした『温泉旅館 由縁 新宿』ホームページを見て、いつか行きたいと思っていましたが、ついに行ってきました。
ここは新宿の真ん中にありながら、都会の喧噪から抜け出してゆっくり寛げる新しいスタイルの温泉旅館です。思った以上に素敵で、思い出に残る超穴場の温泉旅館をみなさんにご紹介します。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿の和風モダンで落ち着く外観
新宿駅から東京医大通りを東に向かって緩やかな坂を登ると、瓦屋根の和風でモダンな外観の温泉旅館 由縁が見えてきます。
周りの様子を見ながら歩いていたら、いつのまにか過ぎ去っていたようで、少し引き返すとありました。建物らしさがなかったので気付かなかったようで、奥に宿泊棟があります。
思ったとおり、ここは期待できる宿だとわくわくしながらのれんをくぐると、奥行きのある玄関アプローチに石畳と灯籠。竹の植栽も上品で、穏やかな雰囲気が高揚感を誘います。
ちょうどチェックインが始まる時間でしたが、すでに3組ほど若いカップルが次々と受付を済ませていました。今回の宿泊はGOTOトラベルで地域共通クーポンもしっかりゲットしました!
部屋は16階の禁煙プレミアムダブルルームです。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿の部屋から新宿の絶景
部屋に入ると畳が敷き詰められて、靴を脱いで座椅子で一休み。
テーブルに置いてある茶菓子は私の好み、新宿中村屋のおこのみあられ「花の色よせ」と日本橋錦豊琳のかりんとう。帰りの新幹線で食べようと思いお持ち帰りしました。
部屋からの景色は新宿のビル群がよく見えて、横長の横滑り窓が周りの雑多なビルを切り取って一幅の絵に見えます。
私はいつも宿泊するときは部屋にある冷蔵庫の音が気になるのですが、こちらは離れて扉が付いていたので気にならなくよかったです。天然水ボトル2本サービスしてくれているのがありがたい。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿の先進的なサービス
テーブルの上に置かれた旅館の案内書を見ると、QRコードが付いていました。これをスマートホンで読み取ると、温泉混雑状況が確認できるとのこと。
凄い!このサービスは今まで見たことがなかった。これならコロナの三密防止になりますね。さすが新しいスタイルの温泉旅館という感じです。
ベッドの上には浴衣と足袋、それと浴衣の着方が一目でわかるイラスト付きの説明書が置かれていました。これなら外国の方も困ることがなさそうですね。
ほかにも、温泉に行くときの風流な竹かごが用意されていて温泉旅気分を味わえます。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿の箱根の源泉と新宿の夜景を楽しむ露天風呂
最上階の18階大浴場には、箱根・小田急山のホテルの自家温泉、芦ノ湖温泉つつじの湯から運ぶ温泉露天風呂が設置されれています。
露天風呂から新宿副都心の夜景を眺めながら箱根の温泉に浸かるのは最高に贅沢ですね。
お風呂から上がると、休憩所にある大きなテーブルの真ん中に埋め込まれていた冷凍庫に「ご自由にお取りください」の張り紙が。中をのぞき込むといろんなアイスキャンディーが入っているではないですか。
風呂上がりに最高のもてなし! 遠慮なくいただきました。
そして部屋に帰って少し休んだらお待ちかねの夕食の時間です。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿「夏下冬上(かかとうじょう)」の洗練されたディナーに舌鼓
夕食は、1階の坪庭が眺められる情緒あるしつらえの 「夏下冬上(かかとうじょう)」です。
私は厨房の様子がよく見えるカウンターに案内されました。料理は一品一品順番に提供してくれます。
先ずは季節の前菜の盛り合わせ三種で生ビールを一口。かー! 風呂上がりに至福の時を感じる最高の瞬間!
そのあと、まぐろとぶりの刺身・白子とたまご焼きの吸い物・天婦羅三種・鯛とかぶらと洗練された料理が次々と登場。
目の前で焼いてくれる厳選和牛のサーロイン鉄板焼きも、タレとわさびやニンニクチップ・岩塩でいただきました。外はカリッと中は柔らかくて完璧な仕上がり、赤ワインも進みます。
ご飯は鳥釜飯かカキ釜飯を選べるということで、今回はカキ釜飯を頼みました。
料理の盛り付けや器なども、目で楽しみながら大満足のひとときでした。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿の朝風呂に入って朝食を楽しむ
翌日は旅の疲れもとれて、朝の目覚めもすっきりでした。
お風呂の支度をしながら、今日は何味のアイスキャンディーを食べようかと考えながら大浴場に直行。露天風呂から朝日の当たる新宿ビル群もまたいい感じです。
お風呂から上がって、こんどは冷蔵庫のもとに。
あれ?中は空っぽ。
後でわかったのですが、どうやら夕方だけのサービスだったようです。残念(笑)
気を取り直して、朝食へ。
朝食は焼き魚がメインの玉手箱風御膳です。
- 昆布干し真ほっけの開き
- 若鳥の甘辛煮
- あさりの味噌汁
- 山形県産はえぬき
- お漬物
- ちりめん山椒
- お茶漬け用出汁
など。旅先ではお腹もよく減りますが、これでバッチリ充電できました。
チェックアウトは午前11時までですが、もったいない気がしてギリギリまで部屋でのんびりさせてもらいました。
ONSEN RYOKAN 由縁新宿のブログ宿泊記まとめ
秘密にしておきたいほど魅力的な、都会のオアシスという感じです。客層は老若男女・カップルや一人の方も、特に女性ひとりの方が多いのは驚きです。
チェックアウトを済ませ外に出ると、入り口を背景に写真を撮っているシニアのカップルがいました。この方達もいい思い出の場所になっただろうなと思います。
こんな新しいスタイルの宿泊施設がどんどん広まって欲しいなと思いながら宿を後にしました。