『奈良ホテル』宿泊記ー“お屋敷”の素敵な佇まいにクラシックな貴族気分を満喫
家族で奈良県にある『奈良ホテル』に宿泊しました。きっかけは、娘の「奈良にある鹿さんの公園に、遊びに行きたい~!」の一言でした。
奈良公園周辺のお宿を探してみたところ、奈良公園のすぐちかくにとっても素敵な“クラシックホテル”があったのです。このホテルが、国賓や皇室御用達の『奈良ホテル』だったのでした♪
- お宿での実体験を書きました
- このクラシックホテルが、国賓や皇室御用達の『奈良ホテル』だったのでした♪
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
クラシックホテル「奈良ホテル」に到着
奈良ホテルに到着したのは、チェックイン時間の15時すぎ。今回はコロナでお客さんが少なかったのか、マイカーはホテル横の駐車場に停めることができました。
私たちが訪れた時には、人力車も停まっていました!ちなみに門の近くにも大きな駐車場があるそうです。
奈良ホテルは立派な木造建築に瓦屋根で、ホテルというよりも“立派なお屋敷”のようなとっても素敵な佇まいでした!
ホテルの入り口階段から館内まで一面に赤色の絨毯が敷かれていて、まるで貴族にでもなった気分に(笑)娘も「すごいね~!お城みたい!!」と目をキラキラさせていました。
チェックイン前には手のアルコール消毒と検温を行い、チェックイン後は各自で部屋に向かいました。
私たちの前に手続きをされていた年配のご夫婦は常連さんのようで、「○○様、いつもありがとうございます!」「最近、ホテルもコロナで大変やろ~?」なんて親し気に会話をされていました。こんな素敵なホテルを常宿にできるだなんて羨ましすぎです♡
奈良ホテルは皇族の方たちも利用されているようで、ホテルの廊下には天皇陛下が滞在された時の写真が何枚も飾られていました。
こちらは、ホテルの廊下から見えた景色です。ピカピカに磨かれた木の壁と、朱塗りの手すりに擬宝珠(ぎぼし)の組み合わせ。
すごく奈良らしいなぁと思わず撮影した1枚です。お庭の奥の方には小さな神社が祀ってありました。
奈良ホテルの新館のお部屋
今回は新館の客室に宿泊しました。うちには子どもがいるので『本館の歴史ある建物に傷をつけたら大変…』と新館をチョイスしたのです。
赤い絨毯が敷かれたお部屋にはベッドが2つ、奥には暖炉までありました!
ベッドの向こう側には、小さなバルコニーもついていました。5月だったので、バルコニーから見える新緑の色がとっても綺麗でした♪
窓際のソファーに座り、新緑を眺めながらコーヒーを飲んでいると、なんだかとっても贅沢な気分に…。軽井沢の別荘でくつろいでいるような(別荘なんてありませんが)、そんな気分になりました。
夜、寝る前にバルコニーにでてみると「キューーイ、キューーイ」という謎の鳴き声が…。まさかと思い調べてみると、鹿が鳴いている音なんだそう!
翌朝、ホテルの敷地内に鹿がいるのを発見したので、もしかしたらバルコニーの近くまで来ていたのかもしれませんね。
こちらはお部屋のお風呂場です。洗面スペース・トイレと同じ部屋にあり、シャワーカーテンで仕切って入浴するようになっていました。
ビジネスホテルの標準的なユニットバスなんかと比べると、バスタブがとても大きく娘と2人で入浴しても全くきつくありませんでした♪
「NARA HOTEL」のロゴが入った青色のバスマット。レトロな雰囲気でかわいかったです。
歴史あるクラシックホテルということで宿泊前は水回りが綺麗かどうかが気になっていましたが、新館だったからか、とても清潔で使いやすかったです。
「三笠」でフレンチの夕食のお料理
楽しみにしていた夕食は、メインダイニング『三笠』でのフレンチです。
三笠は広々としたレストランで、天井にはレトロな行燈のような明かりがたくさんぶらさがっていました。深みのあるグリーンのテーブルクロスも、歴史ある“クラシックホテル”のイメージにぴったりです。
私たちが案内されたのは、メインダイニング奥の窓際の席でした。
なんと、窓からは興福寺の五重塔が見えたのです…! とっても素敵―!特等席ですね。
ここで五重塔を見ながら食事をするだけでも奈良ホテルに来た甲斐があると思えるような、そんな景色でした。
こちらがメインのお肉料理「和牛のステーキ」です。お肉はもちろん付け合わせのお野菜もおいしかったです♪
デザートは、チョコレートケーキのイチゴ添えです。食べる直前に熱々のベリー系ソースをかけてもらいました。ホワイトチョコの器がソースの熱さでだんだん溶けていく様子に、娘も大喜び!
食後にいただいた、ホテルオリジナルブレンドの紅茶もおいしかったです。素敵な雰囲気のレストラン、奈良らしい景色、おいしい食事、大満足の夕食となりました。
朝から贅沢な気分に浸れる朝食
宿泊の楽しみと言えば、朝食ですよね!ホテルの朝食はバイキング形式のところが多いですが、こちらの朝食は定食型です。
夕食のレストランと同じ『三笠』にて、洋食・和食・茶粥定食の3つから好きな物を選ぶことができました。
大人は奈良らしく茶粥を、お粥が苦手な娘は和食を選びました。茶粥定食と和食は、主食が茶粥か白ご飯かの違いだけ!おかず類は同じでした。
ブリの照り焼き・卵焼き・煮物の他に、ご飯の友がたくさん揃っていました。朝からこんなに色々な種類のおかずをたくさん食べて、本当に贅沢な気分です♪ 初めて食べる緑茶の茶粥は、さっぱりとしていてお腹が温まりました。
朝の奈良公園
お腹いっぱい朝食を食べたあとは、娘のリクエストで奈良公園へ向かいました!
早朝の奈良公園ということで、私たち家族以外ほとんどお客さんはいませんでした。奈良公園の鹿さんを独り占めできて、とっても嬉しそうな娘でした。
奈良ホテルのブログ宿泊記まとめ
以上、奈良県のクラシックホテル『奈良ホテル』の宿泊記でした。
立派な木造建築に瓦屋根、赤い絨毯に行燈やぼんぼりのような照明など、明治時代にタイムスリップしたような気分になる素敵なホテルでした!
歴史あるクラシックホテルということで、客層はファミリー層よりも、年配のお客さんや大人のカップルが多かったような気がします。
今回私たちは子連れの宿泊だったので新館を選びましたが『いつかは本館にも宿泊してゆっくりと館内を見学してみたいなぁ』と思っています。
ホテル自体も素敵ですが、ホテルのまわりには奈良公園・春日大社・興福寺・東大寺など奈良を代表する観光スポットがあります。奈良観光の拠点にもオススメですよ!
奈良ホテル について
奈良公園隣接の小高い丘に建つ奈良ホテルは、明治42 年(1909年)の創業以来、多くの賓客を迎えてきました。
桃山御殿風檜造りの本館は辰野金吾氏の設計。館内随所の調度品が明治の時を思い起こさせ、その雰囲気はまるで美術館に泊まるようです。
100年以上の時を経てなお重厚華麗な姿を見せ続ける関西随一のクラシックホテルで、記憶に残る一日を過ごすことができます。