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電波が届かない特別な世界だった『ランプの宿 青荷温泉』宿泊記

2021年6月18日青森県

ランプの宿青荷温泉 敷地内 ランプ小屋

ランプの宿青荷温泉へ

ランプの宿青荷温泉 看板
ランプの宿青荷温泉 看板

今回は女子グループでの旅行でした。弘前観光を終えて『青荷温泉』に向かいます。

青荷温泉へは、車が何とかすれ違えるくらいの細い山道をしばらく登っていきます。

登っていく途中、携帯電話の電波が途絶えました。

日本の中ではありますが、ここからはもう特別な世界です。

ランプの宿青荷温泉 玄関アプローチのメッセージ
ランプの宿青荷温泉 玄関アプローチのメッセージ

到着すると「よぐきたしねし」というお迎えの言葉が色々なところに。

ランプの宿青荷温泉にチェックイン

到着すると「本館」に入り、ここでチェックインの手続きを行います。

チェックインはとても簡単で、フロントで部屋名を告げられて自分でその部屋を探すようなスタイルでした。

ランプの宿青荷温泉 玄関
ランプの宿青荷温泉 玄関

本館の廊下にはたくさんのランプと小さな売店。

少し奥には宿泊客がゆったり休めるような囲炉裏の部屋がありました。温泉に入った後、休むスペースに使うようです。

ランプの宿青荷温泉の宿泊部屋

私達が宿泊したのは本館から少し離れたところにある小さなおうち。

1階には温泉、2階には二つ部屋がありました。

”無”がある部屋

ランプの宿青荷温泉 部屋の様子
ランプの宿青荷温泉 部屋の様子

部屋には電気はもちろん、テレビや冷蔵庫、コンセントなどはありません。もちろん部屋にも携帯の電波は届きません。

暗くなってくると部屋を照らすのは唯一ランプの明かりのみ。

それ以外は太陽の光や月の明かりで生活します。

光が少ないので、部屋の写真は綺麗に撮影できませんでした。

この先、夜の写真もほとんどありませんが、スマホのカメラでは難しかったです。

不便の中で気づいたこと

はじめは、電波が通じないことで友人とも連絡が取れず不安を感じたり、

また普段空いた時間はネットサーフィンをしている事が多いのでどのように時間を使っていいか分からず困ったりと、

とにかく不便を感じました。

ですが時間を過ごしていく中でだんだんと、これが本来の人間らしい生活なのかもしれないと気付くことができました。

ランプの宿青荷温泉の施設内散策

ランプの宿青荷温泉 敷地内庭園
ランプの宿青荷温泉 敷地内庭園

宿泊客の多くは施設内をお散歩します。

私が行ったのは8月の終わりでしたが、アジサイの花がとても綺麗に咲いていました。

ランプの宿青荷温泉 敷地内 ランプ小屋
ランプの宿青荷温泉 敷地内 ランプ小屋

小さな吊り橋やランプ保管小屋のような建物もあります。

明るい時間はフォトスポットだらけなので、早い時間に写真を撮るのがおすすめ。

大切なものを感じる時間

草花の美しさを感じ、

青森の透き通った空気の美味しさを感じ、

食事をするときは提供されたもの一つ一つをじっくり味わう。

日々の生活の中で私達が失っていた大事なものを取り戻したような感覚を得ることができました。

きっとそんな時間を楽しむために、多くの方がこの青荷温泉を訪れるのだと思いました。

ランプの宿青荷温泉の温泉

ランプの宿青荷温泉 温泉
ランプの宿青荷温泉 温泉

エリア内に温泉は4つ

3つの男女別のお風呂と1つの露天風呂(混浴)があります。

大浴場と言っても同時に4~5名が入るといっぱいになりそうな小さなお風呂がたくさんあるイメージです。

お風呂なので写真はないのですが、総ヒバ造りの香りの良いお風呂でした。

秘湯でゆっくり

箱根などにあるような、広い更衣室や洗い場があるような温泉ではなく、

シャンプーリンスなどが完備されているような便利な温泉ではありません。

ここは、正しく「秘湯」という感じで、こじんまりしたお風呂にゆっくり浸かって疲れを癒すことができました。

ランプの宿青荷温泉の売店

本館には小さな売店があります。

小さなお店なので青森県全般のお土産などはほとんど置いていないですが、青荷温泉のオリジナルグッズ(Tシャツなど)が置いてありました。

営業時間が限られているので、明るいうちに買い物を楽しむと良いと思います。

ランプの宿青荷温泉の夕食

夕食・朝食は大広間で頂きます。

まるで修学旅行の食事のように長いテーブルに既に食事が並べられていて、自分たちの部屋番号の席を探し、そこで食事を頂きました。(一品ずつサーブするような懐石料理ではありません)

御飯やお味噌汁もセルフサービスです。

アルコールなどもありますが、自分でカウンターに行きオーダーをするシステムです。

一つ一つを噛み締め味わう夕食

ランプの宿青荷温泉 夕食
ランプの宿青荷温泉 夕食

ランプの明かりのみなので薄暗い夕食会場。

夕食も「目で楽しむ」というようなものではなく、味付けと素材そのもので勝負するようなものでした。

食材の味に向き合い、一つ一つ味わって食べることができる演出だと感じました。

食事を噛み締めて食べていくと、量はそこまで多くないですがおなか一杯になりました。

個人的には白いご飯がおかずとマッチしていてとても美味しく感じました。何度も何度もおかわりしてしまいました。

宿泊客との暖かな交流

不思議と隣のテーブルに座っているグループの方とおしゃべりしました。

どこから来たのか、どうやってこの旅館を見つけたかなど、このような会話が生まれるのも、この旅館だからこそだと思います。

ランプの宿青荷温泉の夜~翌朝の過ごし方

ランプの明かりを頼りに温泉へ

夕食後温泉に入りましたが、このエリアはすっかり真っ暗になります。

(暗いため写真を撮ることができませんでした。)

温泉へ移動するときはランプの明かりを頼りに移動することになります。

ランプで周りを照らす、ということもなかなかない体験なのでそれ自体も楽しむことができました。

電波がないからこそ味わえた特別なひととき

その後はお部屋でゆっくり過ごします。

もう19時を過ぎれば部屋の中も真っ暗です。布団は自分たちで敷きます。

私達はランプを囲んで、女子旅らしく積もり積もった話を夜遅くまでしました。

今友達と話していても携帯を眺めたりする人が多いと思いますが、電波がないからこそ、友達との会話だけに向き合えたような気がします。

メールもラインもSNSもない1日は何日ぶりだっただろうか。

本当に貴重な経験が出来たように思います。

翌朝

ランプの宿青荷温泉 滝見の湯 外観
ランプの宿青荷温泉 滝見の湯 外観

翌朝、6時過ぎに窓の外が明るくなり、自然と目が覚めました。

こんなに気持ち良い目覚めはいつぶりだっただろうかと感じます。

朝早くから温泉も開いていたので、前日に入ることができなかった温泉に入りました。

そのあと朝ご飯を食べて、朝9時くらいに青荷温泉をあとにしました。

青荷温泉を出発し、しばらくすると携帯電話の電波も戻ってきて、また便利な日常が始まります。

ランプの宿青荷温泉のまとめ

今回、ただ便利な日常に感謝できたのも、便利だから気付かない大切なことを認識できたことも、この青荷温泉に来たからこそ感じられたことだと思います。

アクセスが便利な場所ではないですが、普通ではできない貴重な経験が出来るお宿です。

是非、機会があったら訪問してみてください。