『ホテル サンハトヤ』宿泊記ーゴージャスな階段で昭和レトロな女優ごっこ
「伊東へ行くならハ・ト・ヤ♪ 電話はぁ〜4120よい〜風呂♪」古き良き昭和の時代、毎日お茶の間に流れていたCMソング。
昨今のレトロブームと、子供の頃が昭和だったという懐かしさもあり、そのCMソングで有名な「サンハトヤ」へ主人と泊まってきました。
- お宿での実体験を書きました
- 温泉の水槽にはお魚と海亀が!温泉に浸かりながらそれらを見れるという、とても贅沢な空間!昭和レトロも味わえます。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
ホテルサンハトヤの送迎バスは4120
ホテルまでは車で移動しました。ちなみに本館のハトヤホテルは高台の山側に、サンハトヤは海側にあります。
ついにホテルが見えて来ました。海の上に突き出るように建っています。この風景!テンションが上がります。国道沿いの椰子の並木が、バックに見える海と相まって実に良いムード!これからのホテルでの宿泊を盛り上げますね。
いよいよホテルへ。駐車場から玄関までは少し坂になっていました。その坂の下から外観を臨むと、子供の頃、何度もテレビで見ていた「サンハトヤ」の赤い文字が見え感無量。。
建物の白と、この赤とのコントラストが絶妙ですね。昭和世代には懐かしい、サンハトヤの外観です。
送迎バスのナンバーも「4120(よい風呂)」でした。
昭和ドラマごっこに興じながらチェックイン
中に入ると真っ先に目に飛び込んで来たのが、奥にあるゴージャスな曲がり階段! 階段なのにオブジェのようです。
ホテル外観とこの曲がり階段。じつは、昭和のドラマでよく出て来ました。主人がチェックインをしている間、人があまりいないのをいい事に、当時憧れていた女優さんのように階段を2回も下りてみました。笑
天井の電飾やピンクがかった赤い絨毯など、期待通りのレトロ感が嬉しいです。
グレードアップのお部屋からの眺望は最高!
チェックインを終えた主人が戻ってくると「お部屋を変更致しました」と言われたとの事。そのセリフに胸が高鳴ります。平日の時期も時期でしたので、ホテル側でグレードアップして下さいました。
エレベーターで最上階(15階)へ行くと、クラシカルないい雰囲気の廊下があります。抑え目な音量でかかっている、クラシックの音楽も耳に心地よいです。その音楽を聴きながら、一番奥の部屋へ。
広い! そして、絶景! 三方向に窓があり、それぞれの角度から海を見下ろせ、相模湾が一望できました。 また遠くに初島、左端には伊東線も僅かに見えます。さすが、立地抜群のサンハトヤ!
肝心の間取りは、和室と洋室、洗い場を広くとってある石造りのお風呂、そして小さなキッチンまで付いており、夫婦二人にはとっても贅沢!
バルコニーから下を見下ろすと、テトラポットが!遊歩道や漁をしている船も見えました。
景色を堪能していると、間もなくフロントから電話があり「お食事中にお布団をお敷きします」との事。「ベッドがあるのに、わざわざ布団を!」 と、当たり前の事に感心致しました。笑
和室には、ホテルの象徴である鳩の置物と絵がかかっておりました。そんな演出も心憎いです。
一方、洋室のベッドサイドには、重厚感のある傘のスタンドが置かれ、部屋全体を壁に取り付けられたクラシカルな照明が照らします。お洒落なムード。ホテルの創業は古いけど、部屋はとても綺麗に使われています。
海を見るために置かれた藤の椅子も素敵でした。
ハトヤだけどツバメの季節でした
部屋にいると、しばらくして素敵な気づきに出会えました。なんと!海の上をツバメが多数、飛び交っているではありませんか。
よく見ると二方向の窓の外壁に作りかけの巣があり、中にツバメが。子供はまだ居ない様子。巣の材料をペアが交互に運んでいます。
こんな間近にツバメが!こんな時季に来れて良かった。。それにしても燕たち、沢山の部屋があっても、よく間違えないで運べるなぁ〜と感心。
ハトヤ名物の海底温泉はムード満点!
素晴らしいお部屋を堪能したあとは、ハトヤ名物の「海底温泉」へ! 温泉は別棟にあり宿泊棟の3階から行くのが通常ですが、私はわざわざ1階に下り、あの大好きな『曲がり階段』を上って3階まで行きました。笑
浴場は入ると仄暗く、浴槽の前に優しい照明に照らされた水槽があり神秘的なムード。魚達の中に、一際目立つ大きな「海亀」がいて優雅に泳いでおりました。そして、水槽の端っこにも小さな海亀が。そちらはス〜ス〜気持ち良さそうに寝ていました。
しばらくして、子供達が「わぁ〜お魚だ!」と喜びながら入って来ました。温泉に浸かりながら、それらを見れるという、とても贅沢な空間です。
お湯は海底1.000メートルから湧き出ているとの事。無色透明な、ほど良い熱さの、いいお湯でした。
ホテルサンハトヤの夕食のお料理
温泉から出て、部屋でゆったりした後は夕食です。 場所は1階のホール。
私達が行った時はバイキング形式になっておりました。お刺身はもちろん、サザエの壺焼き、ローストビーフ、豚の角煮など種類も豊富。温泉には珍しくカレーもあり食べたかったのですが、お腹がいっぱいに。。
普段は夕食を食べながらのディナーショーがあるようですが、コロナで中止。大きな舞台横には、なぜか羽が生えた白馬の昭和感の濃い装飾があり、ここでもレトロ気分を味和えました。
そのあと、お部屋に帰り夜景を楽しみ寝ようと思いました。が、ふとツバメの巣が気になり携帯の灯りで照らしてみると、ビックリしたのか「ピュ〜っ」と声を出し首をもたげて、こちらを見ております。
ビックリさせて、ごめんね。おやすみなさい。
部屋から眺める日の出〜チェックアウト
見晴らし抜群のお部屋ですので、もしかしたら日の出を拝めるのではないか?と翌朝は5:30に起床。やがて、海の上から日が昇って来ました。
朝日なのに夕日のように鮮やかなオレンジ色です。。 日の出と共に、漁をする船も。素晴らしい眺め。映画のワンシーンのようです。
その後、ホテル周りの遊歩道へ。 テトラポットの上で釣りをしている人を見つつ少し歩くと、びっくり!ハトヤだけあって裏手に鳩小屋を発見!
ディナーショーで使われる白鳩達が静かにおりました。ハトヤだけあって、まさに鳩! 早く出番が来ますように。
そして、朝風呂へ。場所が男女日替わりで入れ替わります。やはり水槽があり、こちらには小さ目の鮫がスイスイ泳いでおりました。前出の亀のお風呂同様、露天風呂もあり気持ち良く入りました。
そして朝食。夕食と同じ、小分けしたトレイでのバイキングです。和食と洋食、両方あるのが嬉しい。
ホテルサンハトヤのブログ宿泊記まとめ
主に「昭和レトロを味わう」というのが目的でした今回の旅。期待通り、私の育った昭和の時代にタイムスリップしたような懐かしい感じを味わえました。
また何と言ってもロケーションが素晴らしく、今まで泊まったホテルのベストワンに値する、と言っても過言ではありません。こんど来る時までには是非、ディナーショーも復活される事を祈っております。
ありがとう、サンハトヤ。