『界アンジン』宿泊記ー窓の外に広がる大海原!船乗り気分で外の風を浴びながら飲むビールがまた美味しい!
- お宿での実体験を書きました
- 温泉旅館でありながら、大航海時代の洋のテイストが随所に散りばめられていて、面白いコンセプトだなと感じました。飲み放題のビールやそれに合う会席料理がとても良かったです。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
到着〜チェックイン
彼女からの誕生日プレゼントで、静岡の伊東温泉にある「界アンジン」に泊まってきました。
大航海時代に日本に漂着した三浦アンジン(按針)が由来となっているということで、至る所に洋風な雰囲気と船旅を連想させる仕掛けがあります。
誕生日プレゼントということで、到着するまでどこに泊まるかわからない状態で向かいました(笑)。
お宿は海沿いの凹んだところに建っていたので、「なんでこんなところに?」というのが率直な感想。
その理由は後で判明することに。
到着すると、駐車場まで宿の方が出迎えてくれて、荷物を運んでくれました。
到着早々、良い滞在が出来そうな予感です。
旅館の中に入ると、何やらグレーでデコボコとした配管のような壁面が、至る所にありました。不思議な感じでしたが、船の中をイメージしている様子です。
チェックイン時にウェルカムドリンクを頂くスペースには、中世の船旅をイメージした模型が飾られてあります。
写真は少し見切れていますが、すごい数のレコードがありました!
コーヒーとお茶が数種類置いてあります。お茶のほうが種類豊富でした。
夕食は17時台と19時台の二種類から選べます。私達は19時台を選択しました。
お部屋へ
一息ついたらいざ客室へ。
扉を開けると、目の前には海が広がっていました!
扉を開けた先の吹き抜け越しに、うっすらと青い海が見えます。この角度からの風景がすごく印象的。
逆光ですが、この先に大海原が広がっています。
窓の外には、美しい伊東の海が広がっています!
よく見ると、外にも船の模型のような銅像が置いてありました。
こちらでも、お茶をいただきました。
マグカップが可愛らしいデザイン。静岡名物のお茶が美味しかったです。
お茶菓子は売店で買うこともできました。
温泉
少しだけ昼寝をして、建物最上階の温泉に向かいます。
温泉のある階に到着すると、「効果的な温泉の入り方」と題して、ポスターや漫画が書かれていました。
そして何と言ってもこちら…
ビールサーバーが置いてあり、飲み放題! ビール好きにはたまりませんね!
かなり苦めのIPAでしたが、温泉後温まった身体にしみて美味しかったです。そのほかに置いてあった、しそジュース?やアイスキャンディーも美味しくいただきました。
温泉は、男女どちらも二種類ずつ内湯と露天風呂がありました。時間による入れ替えは無いようです。
日曜日だったので、他のお客さんが少なく貸し切り状態を堪能しました。
温泉横に船の甲板に立っているかのようなベランダがあり、船上にいる気分を味わえました。
外の風を浴びながら飲むビールがまた美味しい! 横に並べられてある風鈴が風に揺れて音を響かせ、素敵な時間が流れていました。
私達が泊まった二日間はどちらも快晴だったのでとても気持ちよかったです!
三浦アンジンの歴史
夕食前に、宿の名前の由来となったイギリス人航海士「三浦アンジン」の一生について、映像を交えて紹介してくれました。
按針(アンジン)と言う名は、水先案内人の意味だそうです。
航海の途中に流れ着いた日本で徳川家に仕え、今宿が建っている場所で日本初の洋式帆船造りを故郷に帰るため造ったとのこと。
そう聞くと「どんな思いで当時作業をしていたのかなぁ」と、考えてしまいました。
そうです。満潮になったときに出航出来るように、この場所で作られていたのです。
貴重なお話を聞けて有意義でした。
夕食
いよいよ待ちに待った夕食の時間!
海が見える席に通していただき、ラッキーでした。
周りから見えないような席の作りになっており、プライベートが保たれています。
まずは飲み物を注文。ビールの種類が豊富だったので、私はここでもクラフトビールを注文しました。
最初に前菜と汁ものをいただきます。
続いて、お刺身を中心に豊富な種類の料理をいただきました。
和をベースにしつつ、洋のテイストも入っており、斬新。 クラフトビールと相性バツグンでした。
ここでも船のいかりのようなデザインが。
そしてご飯もの。ここが一番のメインです。
ブイヤベースも一緒に出されました。この旅館の鍋等を温めるもので、ブイヤベースを見たのは初めてです(笑)
こんな素敵なデザインの土鍋で出てきました! よく見ると手書きで描かれています。
蓋を開けると、きれいに炊き込みご飯が出来上がっていました。
混ぜる前に、急いで撮影!
余ったご飯はオニギリにしてくださり、夜食にお部屋へ持っていくことができます。
私達も持っていきましたが、ここまででかなり満足のいく量だったので、結局食べずに終わってしまいました。もったいない…
ビールのほかに、日本酒もいただきました。こんなに可愛らしいおちょこで。
土鍋やコーヒーカップなど、器にもこだわりを感じられます。
そして、この日は私の誕生日祝い。 デザートに簡単なメッセージ付きチョコレートがのっていました!
とても嬉しかったです!こちらこそいつもありがとう!こうした対応をしてくださるのも嬉しいですよね!
写真をお願いをすると、旅館のカメラで写真を撮影してくれ、それをすぐに現像して厚紙のケースを付けてプレゼントしてくださいました! 素晴らしいホスピタリティです。
この後はお部屋に戻り、お腹が落ち着いてから、もう一度温泉に入りました。
部屋から見える、月明かりに照らされた海も日中とは違う雰囲気で良かったです!
朝食
翌朝起きてから、もう一度温泉に入りました。晴れていたので、露天風呂から見える海が素敵でした!
その後は朝食の時間。
夕食と同じ会場でいただきます。
旅館の和定食、といった料理ですが、一品特徴が。
写真には写っていないですが、「スコッチブロス」という洋風のスープが出されました。
シチューのような、クラムチャウダーのような味で初めて食べましたが、美味しかったです。
チェックアウト
朝ごはんを食べ少し休んで、チェックアウト。最後に旅館の前で記念撮影をして帰りました。
宿の方が最後まで見送ってくださり、オススメの観光スポットまで教えてくださいました。
ちなみにこの後、おすすめされたシャボテン公園へ。大きな動物園で、近い距離で動物と触れ合え、ちょっと怖かった(笑)ですが、楽しみました。
まとめ
正直外観だけを見ると、ちょっと殺風景な感じがしたので、「これが星野リゾートの旅館なのかな…」というのが第一印象でした。
ところが、中に入るとびっくり!入口から内装、景色までどれも素敵でした!
温泉旅館でありながら、大航海時代の洋のテイストが随所に散りばめられていて、面白いコンセプトだなと感じました。
ビール好きの私としては、飲み放題のビールやビールに合う会席料理がとても良かったです。
あとは部屋を開けた瞬間の景色! 部屋のインテリアに遮られつつ奥に見える大海原が頭から離れません!
皆さまにもこの感覚を是非味わって欲しいです。他の界シリーズもぜひ泊まってみたいと思いました!
星野リゾート 界 アンジン について
大航海時代に日本に漂着した三浦アンジン(按針)が由来となっている界アンジン。
船の中をイメージした館内の至る所に洋風な雰囲気と船旅を連想させる仕掛けがあります。
美しい伊東の海を一望、全客室オーシャンビューとなっています。
湯上がり処では、湯上がりにイスキャンディーやソフトドリンクのほか、大航海時代に船乗り達が水代わりに飲んだというIPAビールが飲み放題。
船をモチーフにした和洋折衷の料理も楽しめるほか、クラフトビールなどビールの種類も豊富です。