『伊豆高原 scent(セント)』宿泊記ーワインを頂きながらリラックスチェアでのんびり。テラスで遊ぶリスにも出会えた素敵な空間。
仕事での疲れを癒すため、前から気になっていた伊豆高原に一人旅へ。
旅行サイトで評判が良さそうなセントを予約しました。
ゴールデンウイークということもあり少しお高めだったけど、なにしろ「夕食がとてつもなくおいしそう!」ということで決断。
- お宿での実体験を書きました
- 別荘のようなアットホームで居心地のいい空間、贅沢なお風呂、そしてなんといっても驚くほどおいしいお食事! ちょこまかと動く可愛いリスも見れました。
- 記事の最後にはお宿のSNS口コミも!
【駅~到着】丘の上にひっそりと佇むお宿
駅から少し距離があるので、伊豆高原駅17時に送迎をお願いしておきました。
一日の観光を終え、バスに揺られて伊豆高原駅に到着。
お宿に電話で到着したことを伝えると、10分もかからずに来てくれました。
少し恰幅の良い男性に迎えられて乗車。送迎の車中では、地域の珍しい特産物などについて教えてもらいました。
車を走らせること10分弱。しばらく平坦な道のりを走ったあと、少し入り組んだ坂道を上っていき、ほどなくして丘の上のお宿に到着。
ごつごつとした石造りの階段を上った先に、白っぽい建物がひっそりと佇んでいました。
【チェックイン】可愛らしい置物がお出迎え
玄関に入ると可愛らしい置物に出迎えられました。
こういうちょっとしたこだわりを持っているお宿は経験上、サービスが行き届いているところが多いもの。これは期待ができそう。
チェックインは、テキパキと仕事をこなす女性が対応してくれました。
お風呂は予約制ということで、夕食の後にゆっくり入ることに。予約が空いていれば、何回でも入れるそう。
「2階の廊下にアルコールを含むフリードリンクがあるので、自由にお飲みください」とのこと。アルコールもフリーとは、吞兵衛にはうれしいサービス!
【リラックススペース】ワインを頂きながらのんびり至福の時間!
部屋に入って荷物を降ろし、小休止。
夕食まで少し時間があったので、さっそく廊下のフリードリンクコーナーへ。
まずはノンアルコール。コーヒーや紅茶以外に、なんとココアやお吸い物まで!
次は気になるアルコール類。小型冷蔵庫の中に、ワインや日本酒など5種類ほどのお酒が入っていました♪
というわけで、ワインを頂きながらリラックスチェアでのんびり至福の時間!
甘めの飲みやすいワインで喉を潤し、夕食を待ちます。
そしてこのリラックススペース、実はもう一つうれしいサービスがあります。
小ぶりの棚ですが、マンガや本が置かれているのです。
活字好きとしては、地味にポイントが高いサービスです。
しかも前から気になっていたマンガを発見して、ちょっぴりテンションUP!
こんなところで試し読みができるとは。
気が付いたらワインよりマンガにのめり込んでいて、夕食の時間が迫っているという…
失敗したような、でも良い出会いだったような、複雑な気分で1階のレストランへ向かう私なのでした…。
ちなみに、このときに読んだマンガは後日、自分で全巻揃えて読みました。結果的には良い出会いだったように思います。
【夕食】お酒が進んでしょうがない…!もう言うことなしです。
そしてついに!!この日何よりも楽しみにしていた夕食の時間!!
テーブル席につくと、送迎をしてくれた男性がウェイターさんとして飲み物のオーダーを取りに来てくれました。本日2度目のこの男性、なんだかホッと落ち着く雰囲気をお持ちのよう。
まずは今日一日の疲れを癒す生ビールから!
ほどよく冷えたビールが染み渡る~!!
そして、待ちに待った最初のお皿が運ばれてきました!
まずは前菜の盛り合わせ。生ハム、シラス、鴨、すべて地元の食材とのこと。
生ハムの程よい塩味とレモンの酸味が食欲をそそります。
シラスは獲れたてなのか、ふわっふわの食感。
鴨はコクのあるムースソースとよく合います。
どれもこれも、口に運ぶたびにお酒が進んでしょうがない…!
2皿目はカブのスープ。
濃厚で旨味たっぷりなのに、サラリと喉を通っていく滑らかさ。上に散らされたスパイスがアクセントになって、くせになる味わいでした。
もはやずっと飲んでいたい!
3皿目はお待ちかね、お刺身の船盛り!!
もうビジュアルだけでテンションUP!!
と、ここで日本酒をオーダー。やっぱりお刺身には日本酒でしょう♪
お醤油は普通のものと、スパイスがブレンドされたものの2種類でした。
ワサビはすり下ろし済みのものだけでなく、生ワサビ&おろし金も用意されています。
当然、すり下ろします。ワサビ好きですもの。
ワサビの準備が整ったところで、まずは普通の醬油とワサビで頂きます。
一口目、お醬油をつけたお刺身を口に運ぶこの瞬間がとてつもなく幸せ!
獲れたての新鮮なお魚は肉厚で歯ごたえがあり、噛むと口の中に香りが広がります。
もう言うことなしです。
次はスパイスブレンドのお醤油をつけて頂きます。
ほのかなスパイスの香りが、淡白な白身魚を引き立てます。
盛り合わせを見たとき、一人分にはちょっと多いかと思いましたが、そんな心配はご無用。新鮮な磯の香りに釣られて、気が付いたときにはぺろりと完食。
さて、次はメインのお肉料理。
予想外の牛と鶏のダブルお肉でした!
牛肉は果実の甘みとちょっぴり酸味を感じるソース。少し濃い目の味付けで、お酒が進むお味です。
しかも焼き加減がちょうど良く、身も柔らかい。
鶏肉は醬油ベースの酸味のあるソース。こちらも鶏特有の筋っぽさを感じない柔らかいお肉でした。
少し濃い目の味付けの牛肉、さっぱりの味付けの鶏肉、それを引き立てる新鮮で甘みのある付け合わせのお野菜。飽きの来ない楽しい一皿でした!
そして、ご飯もの。私の大好きな鯛めし!
鯛の身を崩して、全体的に軽く混ぜます。薬味は海苔と白ごま。
まずは薬味なしで一口。
程よく油の乗った鯛のうま味と、ご飯にしみ込んだお醤油、お出汁が最高!!
薬味もつけて頂きます。
白ごまももちろん合いますが、なんといっても海苔!獲りたての良い香りが鯛と絶妙にマッチ!
とてもおいしかったのですが、1/3ほど食べたところでギブアップ。
持て余していると、ウェイターさんが来て「おにぎりするので後で食べてください」と声をかけてくれました。
最後にお口直しのアイスクリームで終了。
最初から最後まで、どのお皿も本当に感動のある、大満足の夕食でした!!
【お風呂】うれしいシャンプーバー!広いお風呂を独り占めの贅沢お風呂タイム
夕食の後は、部屋で翌日の観光場所をチェックしながら食休み。
お風呂の予約時間になったので、さっそく向かいます。
まずはフロント前に立ち寄ります。髪を伸ばしていた私にとってはうれしいシャンプーバーのサービス。
せっかくなので使ったことないものをチョイスします。
お風呂は別棟ということで、玄関を出て右手へ進むと、暖簾のかかった小屋が現れました。
扉を開けると、脱衣スペースの先に高級感の漂う石造りのお風呂が。
小屋の壁面上部が窓になっていて、外の空気が感じられます。
さっそく身体を洗い、湯船につかります。広いお風呂を独り占めして、なんて贅沢なお風呂タイム!!
お湯の温度は熱すぎず温すぎずに適温で、一日歩いた身体の疲れを心地よく癒してくれます。
身体の芯まで温まって、明日の観光に備えて身も心もチャージ完了!
この日は贅沢気分で心地よくベッドへ。ぐっすり眠ることができました。
【朝食】遊びにきたリスに癒やされる、優しく日差しが差し込む素敵な空間
翌朝、スッキリと目覚めて身支度を整え、朝食へ。
夜は暗くて気が付かなかったのですが、レストランには大きな窓の外にテラスがあり、優しく日差しが差し込む素敵な空間でした。
朝食は、スープやパン、ソーセージ、ベーコン、卵サラダ、タルタルソース、ヨーグルトなど。飲み物はオレンジジュースを頼みました。
どれもおいしかったけど一番は、自分で卵サラダやタルタルを挟むピタパン。
何を挟むかたのしみながら食べられました!
食事をたのしんでいると、ふと視界の端に動く影が…。
影を追うと、窓の外のテラスに一匹のリスが!
ちょこまかと動く姿が可愛くて、しばらく見ていると、今度はテラス脇の木にもう一匹のリスが登場。さらに後からもう一匹やってきて、3匹のリスがテラスで遊んでいました。
近くの山に住んでいて、たまに遊びに来るそう。
【出発】嬉しい気遣いに感謝
行きと同じく送迎を依頼しておきました。
朝食の後、荷物をまとめてフロントに行くと、行きに送迎をしてくれた男性が待っていました。
その日は伊豆高原駅からバスに乗り、城ケ崎海岸まで行くつもりだったのですが、男性にそのことを話すと「すぐそこなので」と言って城ケ崎海岸まで送ってくれました!
スムーズに観光でき、とても助かりました。
【まとめ】また泊まりに行きたいお宿
アットホームで居心地のいい空間、贅沢なお風呂、そして
なんといっても驚くほどおいしいお食事!!
サービスが良く、施設内は清潔感があり、とっても快適に過ごせました♪
普段は同じ観光地やお宿は避ける私。だけど疲れを癒しに、また泊まりに行きたいお宿です。
今回は1泊でしたが、余裕があれば長めに滞在してゆっくり過ごせたらいいな、と思います。
セント〜scent〜 伊豆高原の丘の上に佇む癒し空間 について
伊豆高原駅から車で10分弱。駅から宿までは送迎サービスを利用できます。
丘の上のまるで別荘のような館内には、広い貸切露天風呂や飲み物が楽しめるリラックススペース、和洋折衷の創作料理が楽しめるレストランなど様々。
女性に嬉しい多彩なシャンプー・トリートメントを選べる「シャンプーバイキング」も取り揃えられ、サービスも充実しています。